弱肉強食 温故知新

弱肉強食 温故知新

エドウィンが秋田の工場の閉鎖を決めた、というニュースがありました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/db56463e5c6ed12ed93a6a0b3d24061280ec3859

 

「国内生産がなくなると日本の縫製技術がなくなる」

「中国やベトナムの安い服しか日本で売られなくなる」

などのコメントがtwitterなどでは出ていますが、どうなんでしょうか?

 

5ポケットのパンツなら、かなり安く縫製出来ていた筈なんです。が、閉鎖するということは経営はうまく行かなかった。それは何故か、というとキャパが埋まらなかったということになります。

 

工賃が安くなるということは、効率が上がって、今までよりも単位時間あたり多くの製品が出来上がること、とすると、日本の得意なカイゼンが適しているのは、市場が拡大している時だけなのかもしれません。



多くのものに安さと品質を求めているのは、私たち消費者であり、消費者に応えようと企業は努力をしているだけであり、「日本の技術を中国に売り渡すこと」や「日本の繊維産業を潰すこと」が目的ではないです。

 

需要と供給はどこかでバランスするものなので、日本の繊維産業がなくなってしまうことはありえないし、ただ、競争力のあるものは生き残り、競争力のないものはなくなってしまう、ただそれだけの話です。

 

日本の自動車産業、電機産業は、アメリカから多くのことを学び成長し、結果、アメリカの自動車産業、電機産業に大打撃を与えました。当時のニュースで、日本車を壊したり、ラジカセが燃やされたりしているのを目にした記憶がありますが、その時、私たち日本の世論はどうだったでしょうか?

「競争に負けただけなのにアメリカ人が逆恨みしている」

とは思いませんでしたか?

 

日本国内の繊維産業が衰退していくのは「悲しく」「残念な」ことではありますが「間違っていること」でも「政府が守るべきもの」でもない。ただ競争に負けただけです。

そして、ほんの数十年前は、日本の繊維産業が世界に猛威をふるって多くの産地を潰しにかかっていたことも忘れてはいけません。

 

では、今後もずっと負けたままなのかというとそうではなくて、Teslaが自動車を変えつつあるように、appleがiPhoneを世に生み出したように、逆転の機会は必ずあります。



今、もし日本の繊維産業が海外に負けているなら、もう一度仕切り直して、違うマーケット作って、復活して欲しいと思います。

 

さあ、どんな新しいマーケット作りましょうか?

 

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