単品だから勝負できる

色んな形態で自動化が進んでいます。
回転寿司は、受注業務と配膳業務を自動化し
たと言えますが、飲食では人材のコスト減の
ために昔から機械化・自動化を進めてきまし
た。

シンガポールではバリスタロボット「エラ」
が登場しています。

到着前にアプリでオーダー・決済して取りに
行くスタイル。

店舗の広さは約1坪。
1時間で200杯と、人間の4-5倍のスピー
ドで提供します。

細かいトッピングにも対応していて価格は現
地のスターバックスの4割安を実現していま
す。

シンガポールでは労働力不足が深刻化してお
り、特に飲食ではコロナ禍で外国人が大量に
解雇され、再雇用が追いつかない状態。

他にも様々なコストアップ要因がある中で、
自動化はあらゆるところで急務となっていま
す。

「エラ」はカフェラテを中心に作るロボット
ですが、今後も色んな機能を付加されていく
でしょう。
日本ではコンビニのコーヒーの種類がどんど
ん進化しているので、同じ道を辿りそうです。

自動化が成立しやすい条件として「単品であ
ること」が挙げられます。イレギュラーが少
自動化しやすいからです。

街の中華料理屋さんは材料が多くメニューも
多いので自動化出来ないのですが、餃子専門
店は自動化も可能ですね。

アパレルで考えてみると、
同じものしか作らない、売らない、
というものがもし成立したら、面白いですね。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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