収穫副産物の資源利用

コーヒーのカスや廃棄される果物で生地を染めること、
売れ残った製品のブランドネームを付け替えて安価に販売すること、
これらのことは、SDGsに対して何の意味があるんだろう?

アパレル業界での取組みを目にする度に思ってきました。

今回、繊研新聞で取り上げられていた沖縄のフードリボンの取組みは、本当のSDGsかもしれません。

株式会社フードリボンのリリース
https://food-reborn.co.jp/news220602/

沖縄の株式会社フードリボンが、パイナップルの葉やバナナの茎など農作物の副産物から高品質な繊維を効率よく取り出す特許技術を開発しました。

パイナップルの葉やバナナの茎は、果実の2倍以上の量があると推計されていますが、今までは、果実の収穫後には9割以上が廃棄されていました。が、そこから繊維を抽出することでパーナップルやバナナの価値を上げることに繋げます。
また、パイナップルの茎部分からは、医薬品原料を抽出することも出来るようです。

フードリボンが目指していること

①今まで廃棄していたものが原料になり生産農家の収入が増える
②そのアパレルの製造を沖縄で行い雇用を拡大する
③ ①②により沖縄の社会的課題解決に貢献する
④この技術、ビジネスモデルを東南アジアに広げていく

まさに、SDGsですね。

コーヒーのカスや廃棄される果物で生地の染色をすることが、なぜSDGsにつながるのか理解できずにいたので、このような「廃棄物活用型」のものには全く心が惹かれなかったのですが、フードリボンの取組はまさに、サーキュラーエコノミーだと思います。

アパレル内でのリサイクルやリユースは、その結果、経済がどのように回っていくのか、という視点が欠けているものがほとんどです。昔のエコロジーブームやエシカルブームと何も変わっていない、つまり、ブームで終わるという印象でした。裏ではちゃんと組み立てられているのに、アピールしていないだけかもしれませんが。

フードリボンのような取組が少しでも増えると、良いですよね。

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