スループット会計のクイズ

スループット会計の本を読んでいます。
そこに簡単な例題が出ていましたので、
ぜひ、考えてみてください。
原価計算で陥る罠が分かる問題です。

【例題】
ある会社には生地裁断機と縫製機の2つの機械があります。
製品は、紳士用シャツと婦人用シャツの2種類しか作っていません。

婦人用シャツは、裁断で2分 縫製で15分かかります。
紳士用シャツは、裁断で10分 縫製で10分かかります。

婦人用、紳士用とも1週間に各120着の需要があります。
販売価格は、婦人用usd105 紳士用usd100です。
原材料価格は、婦人用usd45 紳士用usd50です。

裁断機、縫製機器には1人ずつ作業者がいて、
1日8時間 週5日 合計2400分勤務します。

機械の価格と投資額は同じとします。
工場の賃借料、光熱費、賃金などは、週 usd10,500 です。

利益を最大にするためには、婦人用、紳士用それぞれ
何枚作ったら良いでしょうか?

【従来の考え方】
利益の多く取れる商品を一番多く作るべき?

答えは来週にお伝えします。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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