出版社の物販ビジネス

出版社の物販ビジネス

雑誌の売れ行き減少が顕在化して、数年。
出版社が生き残っていくための1つの解は、物販なのでしょうか?

出版社の物販ときいて、真っ先に思うのが宝島社が始めた雑誌付録商法。

「ブランドのロゴが入ったポーチとかカバンが付いている雑誌」だったのが、今や、文字よりもモノが主役になっている感があります。
たまに本屋さんにいくと、付録の見本が飾られていたり、付録付き雑誌コーナーが出来ているので、それなりに消費者の支持も集めているのでしょう。

そのモノを作っている側も、一発発注で万単位の数をもらえるなら、安くてハマる工場も見つかるでしょうし、商社も取りに行きます。

ブランド側もロイヤリティー額が大きいので、ブランド価値が毀損してるのは分かっているけれども、ある一定数のエントリーが見込めるので、致し方なし。

出版社の物販ビジネスって、こんなんだろう、と思っていたら、少し違う流れも出てきているようです。

キャリア女性をターゲットに年2回発行している「プレジデント ウーマン」が、昨年、ウェブで販売したバッグは、何と、53,900円。発売後、20時間で用意した60個が完売し、追加も含め190個を売り切ったそうです。上代換算で、10,000,000円。
これをきっかけにした物販で、30,000,000円売っている。
その背景には、雑誌とオンラインコンテンツで集めた40万人の無料会員がいるそうです。

同じように出版社発の物販で成功しているものに「文春マルシェ」というおとりよせサイトがあり、約1年で1億円売っているようです。

出版社の物販が成功しやすい背景に何があるのか?

多分それは、伝える力だと思います。

同じ商品を説明するのにも、専業メーカーは、ものづくりのこだわりを前面に出してしまうでしょうし、専業小売は、流行りであることを出してしまいます。
一方、出版社だとしっかりとしたストーリー、読み手に寄り添ったストーリーを文字に起こせます。文字に起こせたら他のメディアでも表現しやすい。

もしかしたら、わたしたちの業界に欠けていることは、モノをどうするか、とか、何を売るか、ではなく、どうやって伝えるか、なのかもしれません。

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