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商品やサービスを開発する際に、
一番、最初に考えるものに
「ペルソナ」
があります。
その商品やサービスは「誰」に向けて存在しているのか?
その「誰」は具体的であればあるほど良い、とされています。
「あの人に届けたい」
という強い情熱が、商品やサービスを強くしていくのです。
「あの人」が抱えている課題や問題を解決し生活を改善することで
対価としてお金をもらっているのです。
ただ、ペルソナの条件設定にすごく違和感を感じていました。
年齢、性別、居住地、家族構成、趣味・嗜好などを
細かく設定するように教わります。
誰かと誰かを組み合わせたような人物が出来上がります。
なぜか、その人物が買ってくれる気がしない、のです。
その理由が何かを考えていたのですが、
ユニクロの柳井正さんが、息子の康治さんに語った、
「ユニクロをやっている理由」
正解のような気がしました。
ユニクロの哲学について
「ユニクロはカテゴライズしないし、
障害とか健常、貧富の差、国籍、宗教とか一切関係ない、
本当に開かれたブランドにしたい」
と。
ユニクロが登場した時は、ただの価格破壊のカテゴリーキラーでしたが、
徐々に、このような哲学が生まれてきたのでしょう。
(後付だと信じています)
狭いターゲットに刺さるよりも、もっと多くの人の人生を豊かにできる方が、
素晴らしいことですね。
2024年のビジネスは、このような方向性で考えていきたいと思います。
今年も1年、よろしくお願いします。
![吉川一平](https://b.tenjikaionline.com/wp-content/uploads/2018/11/9389891565be3966d68f68-e1578630340617-100x100.jpeg)
展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。