次の〇〇パ

コスパ コストパフォーマンス
タイパ タイムパフォーマンス

と効率を求める軸が変化してきています。
消費の満足度を上げるために、
お金や時間を物差しに使ってきました。

次に来る〇〇パは何だと思いますか?

カネ、トキ、と来て、次は、場所と言われています。

スペースパフォーマンスのスペパ
プレイスパフォーマンスのプレパ

です。

まずスペパについて。
これからは家族の中でも「ひとり消費」が進むので、
家のスペースの効率を上げ、狭くても自分の世界を
楽しむような消費が重要とされていくのでは?

次にプレパについて。
北海道のエスコンフィールドのように、
野球やコンサートだけではなく、普段遣いも出来れば、
場所としてのパフォーマンスが良くなり、
人も集まりやすいのでは?

レストランでも食事を提供しているだけではなく、
何かの体験が出来たりするお店はあります。
日常の〇〇をしながら、非日常の〇〇が体験できると、
場所としてのパフォーマンスが上がる、
というわけです。

アパレルでは、昔から
「服を販売する」
以外の体験を提供できていませんでした。

店員さんが全員英語しか話せなくて、
買い物に行くと英会話が上達する、

とか

そのブランドの服を着こなすために、
ボディーメイクの指導を受けられる、

とか、

何かの体験で、今までにない付加価値を
お客さんが感じることが出来れば、
パフォーマンスが良いと認めます。

誰もが24時間、服を着るのですから、
服を通して付加価値を提供することは
非常に合理的な戦略だと思います。

あなたなら、どんな体験をしたいですか?

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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