行動するための動機

ちょうどコロナ前ぐらいから、自分の行動を大きく変えることが出来るようになってきました。
・勉強する
・身体を鍛える
・ダイエットをする
コロナによる様々な行動制限が背中を押してくれた面もありますが、1つ出来ると、2つ目、3つ目も出来ていくような気がしています。
そして、今、4つ目の毎朝散歩、通称あさんぽを始めています。

今のところ魔の3日を経過して、8日連続で出来ています。
今までよりも早く起きて、水を飲んでゆっくり20分ほど歩く、というものです。
幾度となく「早起きして朝活したい」と思いながらも行動できなかった私が、まだ数日ですが出来るようになったのは何故か?考えてみます。

私が朝活に憧れた理由は、ただ1つ、何となくかっこいいから。
朝早く起きて活動することが目的なので、朝起きて何をするのか、が決まってない状態でした。
朝の静かな時間。新聞をゆっくり読む、本を読む、運動する、何でもいいのです、とにかく、朝早く起きて行動しさえすれば。イメージトレーニングは完璧に出来ていました。

しかし。いざ「早く起きて本を読もう」と思っても、全然目が覚めなかったのです。あんなに憧れていた早起きなのに。自分の意思の弱さに落ち込み、自己否定しかありません。自分の心に誓ったのに出来ないなんて、落ち込みます。

それから朝活は諦めていたのですが、ある時、朝の散歩の有効性について話をしているyoutubeを見ました。なかなか浮き輪肉が減らないので、その解消方法を探しているときでした。
筋肉が落ちるので有酸素運動を避けていたのですが、複数のyoutubeやネット上の記事をみて
「朝起きてすぐに空腹のまま、水だけを飲んで、ごく軽い負荷の有酸素運動をすることが、脂肪燃焼に効果がある
と言われていることが判明しました。
脂肪燃焼のためには、起床直後の空腹時の有酸素運動が有効?
やるしかない。

そして、翌日からあさんぽの週間が始まったのでした。
わずか8日ですが、何の苦もなく、雨の日も風の日も朝起きて、水飲みながら散歩に行けるようになったのです。

なぜ、習慣に出来たのか、を考えてみると、いくつかの要因があります。

1)低負荷であること
朝早く起きて、体幹トレーニングをしたことが2回あったのですが、続きませんでした。続かなかった理由は、負荷を掛けたトレーニングなので、しんどい。そして、日中、眠くなるからです。
今、振り返って考えると、
あさんぽは、筋肉の分解を防ぐためにも低負荷であることが必要です。
なので、しんどくないわけです。

2)起きる時間より寝る時間
起きる時間は当然大切なのですが、寝る時間を気にするようになりました。
〇〇時に寝なきゃいけない、という義務的思考ではなく、〇〇時に明日起きたいから〇〇時に寝たい、という欲求になりました。

3)動機・目的が明確になった
以前は、朝活することが目的になっていたのですが、今は、脂肪燃焼にあさんぽが良い、ということなので、かっこいい、とか関係なくなりました。
よく言われることですが、動機・目的を明確にすることは、行動を起こす上で非常に重要だと実感しています。

朝活自体が目的になって行動が出来るのであれば、それに勝ることはない。ただ、多くの人が、「やりたい、でも出来ない」ということで悩み、挫折し、諦めます。
動機・目的が明確になれば出来てしまうこともあるのではないか?というのが、今の私の感想です。
出来ないのは自分の意志ではなく、動機・目的が固まってないからかもしれません。

私、アパレル業界でも「出来たら良いのに」で終わらせることなく、その目的を明確にすれば、変わっていくこともあるかもしれませんね。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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