長寿経済のチャンス

60歳以上の人々が作る「長寿経済」が、世界で急速
に成長しているそうで、世界の規模は22兆ドルと言
われています。

日本で「長寿経済」というと、シルバーに向けて「不
自由を解消するためのもの」というイメージがあります。
日本では「年をとる」=「不自由になる」と捉えられて
いるからです。
アメリカでは「年をとる」=「自由が始まる」と考える
人も多いようです。
このような考え方があるので、アメリカでは日本にない
サービスが生まれています。

孤独を感じさせないサービスの「Wider Circle」
「下り坂ではないシニアライフ」という「UPside」
シニアと若い人を住宅でマッチングする「Nestely」
シニアが働く環境を提供している「Encore」
など。

日本の長寿経済を活性化するためには、自らのニーズを
自らのビジネスで満たす、ということが必要になってく
ると考えられます。

アパレルという枠で考えようとしても、若い子の気持ち
がおじさんには理解できないように、70歳の気持ちは
私達には分かりません。
70歳向けのビジネスを成功させるためには、70歳の
人に入ってもらう方が近道のような気がします。

 

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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