東洋医学に学ぶ

先々週、タイに行った日から頭が痛くなり始め、
夜もぐっすり眠れず、疲労が蓄積されていました。

タイでマッサージも受けたのですが、あまり変わらず。

そのうち治るだろう、と放置していたのですが、
日本に帰っても全く良くならず、睡眠の質は低下したまま。
とうとう我慢できなくなって、ロキソニンを飲みました。

するとみるみる痛みが収まり、
その日の夜は、久しぶりにぐっすり寝れたので
やっぱり西洋医学最高!
と思いました。

ただ翌日も頭に違和感は残っているので
病院に行きたかったのですが、休日で行けず。

せめて首のコリをほぐしてもらおうと、
京都の馴染みの整体を予約しておきました。

「いつ頃からどこが痛いのか?」と聞かれて、
「タイ出張の飛行機での姿勢が悪くて首から頭に痛みが出た」
という話をしていました。

肩や首などを一通りほぐしてもらった後、頭を触られている時、
「目 悪いですか?」
と聞かれました。

確かに、ここ数ヶ月、近視が進行しているのでそのことを話すと、
・目のまわりの筋肉がパンパンにはっている
・それが後頭部の筋肉にも影響している
・結果、頭痛があって眠りの質が悪いのでは?
という仮説が出てきました。

近視が進行していたので2週間ほど前に眼科にも行きましたが、
目の検査はしますが、頭の筋肉の使い過ぎの話にはなりません。

頭痛で脳神経外科に行っても、脳の検査はしても、異常が見つから
なければ、痛み止めをのむぐらいでしょう。

西洋医学は部分最適には強いですが、全体最適は東洋医学に
軍配が上がりそうです。

アパレルのビジネスに置き換えて考えてみるとどうでしょうか?
経営が論理的になっていくと、いろんな指標が注目されていきます。
原価率
EC化率
セット率
など。
導入当初はその奥にある意味や意義を意識できますが、
ある時を境に、数字が独り歩きします。
各指標を改善することが目的になってしまうと、
根本的な対策にはたどり着けないかもしれません。
数字の改善には終わりがないからです。

部分最適で各所を磨きながらも、常に全体を見回すことが
重要になるということですね。

今回の頭痛への対処は、視力を矯正することが正解でしょう。
もし脳神経外科に行っていたら、脳に異常はないから、移動による
疲れが原因と診断されていたと思います。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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