好きになることのジレンマ

好きになることのジレンマ

私はコーヒーが大好きで、ここ数年はブラックのコーヒーを持ち歩くほどです。
きっかけは数年前にハワイ島のUCCコーヒー園を訪れた時に、コーヒー豆の焙煎体験をしたことです。
それからは、インスタントコーヒーはもちろん、エスプレッソやラテ系もほとんど飲まなくなりました。
豆の特徴や焙煎具合が味によく現れるからだと思います。

先日、京都でお世話になっているシェアオフィス groving base さんでコーヒーの淹れ方講座がありました。
そこには焙煎施設もあり、コーヒー豆のサブスクリプションサービスも提供されていますが、それは、オーナーさんのコーヒー好きから来ています。
そして、私達 groving base会員には、そのおこぼれコーヒー豆が無料で提供されています。

コーヒーの淹れ方講座というのは、そのおこぼれコーヒーをせっかくなら美味しく楽しんで欲しい、というオーナーからのサービスです。

私は初めてコーヒーのちゃんとした淹れ方をここで教わったのですが、終わった瞬間、アマゾンでポチってました、コーヒーポット。
はじめて、美味しいワインを飲んだときのような衝撃、はじめて美味しいチョコレートを食べたときのような衝撃、それらと同じ衝撃を受けました。

コーヒーの味は、コーヒー豆、焙煎、挽き方、お湯の温度、お湯の入れ方、などが味の変数になりますが、お湯の入れ方を左右するのがコーヒーポットの形状なのです。

雑味のないスッキリしたコーヒーは初めてでした。

ここで、ある疑問が浮かんだのです。
「そんなコーヒー通は、世間のコーヒーについてどう思っているのか?」

オーナーさんにこの質問をぶつけたところ、
「一番困るシチュエーションは、お客さんの会社でコーヒーが出てきた時に、こんなまずいコーヒーですいませんね、と言われること」
という答えでした。
そして、外でコーヒーを飲まなくなった、と。
美味しくないコーヒーを飲みたくないから、と。

これって、コーヒー好きにとって幸せなことなのか? 考えてしましました。

アパレル業界でいうとどんな感じでしょう?

原料にこだわるあまり、普通の 40/2天竺のTシャツでは満足できない?とか
打ち込みが気になる、とか。
ニットは16GG以上でないと買う気がおこらない、とか。
お店に入ったら、生地を親指と人差し指でつまんで混率を想像して洗濯ネームで確認する、とか。

知ることで世界はひろがる一方、それにより制約が出来てしまう。

でも、せっかくなら、知らないよりは知るほうがいいと思ってます。

皆さんは繊維を極めた後、次は何を極めますか?

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