移動が変わると服装も変わる

私が生きている間に自動運転の世の中が始まりそう
ですね。車は「運転する」ものではなくなるのです。
そうなると、遠くへ行く車と近くへ行く車は、別々
の車線で走るようになる気がします。

そんな中、「グリーンスローモビリティ」が注目を
集めそうです。

地域内の決まったエリアを巡回するベンチのような
乗り物で、乗り降り自由。歩くには少し遠いところ
へも、この乗り物があれば、苦にならず行くことが
出来るようになります。
宅配もそのプラットフォームに乗っかるかもしれな
いですね。

このように移動の様式が大きく変わったら、私達が
着用する服も影響出てくるでしょうか?

座って移動することが多くなり、靴もすり減らない
でしょう。洋服も傷みにくくなり、長持ちしそうで
す。
寒暖の差を感じることが少なくなり、コートなどの
需要が減るかもしれないです、
つまり、服の着用目的の1つ「防寒」の必要性が低
くなる、ということです。

「服」を「防寒など外気を調整するための道具」と
考えているアパレルはだめになっていきます。

「服」を再定義する必要が出てきます。

一体、「服」は何のために着るのでしょうね。

確実に言えることは、ネットとAIにより、今後10
年で色んな行動に変化が起こり、それに合わせて服
の企画をする必要がありそうです。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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