1周まわって...

1周まわって...

先週金曜日、こちらでも告知させていただいたチョコ好きの、チョコ好きによる、チョコ好きのためのオンラインイベント「チョコトーーーク」 総勢20名で開催しました。

チョコレートが好き、というだけの集まりでしたので、色んな方に来ていただきました。

若くしてBean to Barチョコレートの魅力にはまり、Bean to Bar チョコレート屋さんで働き始めた男性。
自分でもBean to Barチョコレートブランドを立ち上げようとしている若手男性。
チョコレートの祭典サロンドショコラが日本で開催される前からパリで参加していた方(もちろん業者の方ではなく、ただのチョコ好きの方)もいました。

その中で、私が印象に残ったのは、「好きなチョコレートは何ですか?」という質問に対して、「1周まわってアルフォート」と答えた方です。

いつの間にかチョコの魅力に取りつかれてしまったその方は、全国のチョコを食べ歩き、海外のチョコを食べまくっていたのですが、だんだんジレンマに陥ったそうです。
こだわればこだわるほど、チョコレートにかかるお金は増える一方、そして、食べたいと思った時に食べたいチョコレートが食べられないストレス。

「私はこだわりのチョコレートが食べたいのではなく、食べたい時に食べたい場所でチョコレートを食べて幸せに浸りたかったのではないのか?」

そう気付いてから、もっぱら、手に入りやすいチョコレートの中から自分が本当にホッとするチョコレートを探し、結局は昔から大好きだったアルフォートにたどり着いた、という話です。

若い頃はえてして、新しいもの、他の人が知らないものについつい目が行ってしまうものですが、歳を重ねると、気付いてしまう時があります。

私が好きなのは何なのか?
私が求めていることは何なのか?

1周まわってないアルフォートと1周まわったアルフォートには、大きな違いがあると思いますが、どちらも結局アルフォートなんです。

アパレルでいうユニクロでしょうか?

そう考えるとユニクロは、ワークマン、しまむらとは全く違う方向性です。
ユニクロの圧倒的な強さを感じざるを得ません。

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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