需要を予測する

今回、12/6 のワイン会の準備で難しいと思ったのは、

需要を予測する

です。

当初、前回と同じ20人規模で考えていました。

20人を集めるのは私にとっては難しいことですので、
集客のリスクヘッジのために、「共同開催」という形を
取りました。
相手は、ワインエキスパート仲間のOLさんで、ヨガの
インストラクターもしている女性です。
私とは人脈がほぼ重ならないので、悪くても1/3、
うまく行けば1/2は彼女から集客出来る、と考えました。

開催決定をした11月上旬に声掛けを始めたところ、
あっという間に15人ぐらい集まりましたので、
「20人は固い」
と確信しました。

気が緩んでしまい、詳細と申込フォームをのんびり作成
したため、正式告知が遅くなってしまいました。

結果、半分ぐらいの方から
「行けなくなりました」
との連絡が。。。。

慌てて集客を再開し、気付いたら30人を超えている、
という状況です。

この規模でも需要予測は非常に難しい。
まして、数カ月先に売れる服のデザインや色なんて、
当たるわけがありません。

前年踏襲型というのは、予測不能な未来に対して、
唯一、すがりつくことが出来るものなのでしょう。

今後の対策として、
1)人数を少な目で設定する(損益分岐点を下げる)
2)ブランド力を付ける  (固定ファンを作る)
を考えていこうとなった時、

一体、何のために需要を予測しているのか?

と思いました。

需要を予測するのは、売上と仕入を安定させるため。
売上と仕入を安定させるのは、ロスを減らすため。
ロスを減らすのは、利益を安定させるため。

つまり目的は「利益の安定」であって、
「利益の極大化」ではありません。

小さい規模から、利益を安定させる。
利益が安定してきたら、規模を増やしていく。

というアプローチが健全なのでしょう。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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