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作業着スーツブランド「WWS」の公式モデルに、
あの堀江貴文氏が起用されました。
合理主義者の堀江氏ですが、著書で「スーツ嫌い」を
公言している中で、スーツの着用が必須な場面では、
WWSを愛用していたそうです。
スーツが必要な場面として、名門ゴルフ場や会員制ゴルフ場を
挙げています。
一般的な印象ですと、そのようなルールには正面切って噛みつ
きそうな堀江氏ですが、「名門ゴルフ場」や「会員制ゴルフ場」
は売り手市場なのでしょう。
「ルールが守れないならプレー出来ません」
となると困るのは自分なのでルールは守られます。
ゴルフ場でジャケット着用が必要なのは、
ゴルフというスポーツに関係があるわけではなく、
ゴルフ場の雰囲気・文化・伝統を守るためのドレスコードです。
スーツやジャケットは取り扱いが難しいので嫌いだが、
WWSならシワにならず、ゴルフ場のドレスコードもクリア出来る。
堀江氏のような人にとって、買わない理由がないのです。
「服に興味がない人の方が多い。
その人たちが機能的で便利だと感じる服を作ることが大切。」
と言っています。
アパレルの業界には服に興味がある人が集まっています。
最初興味がなくても、仕事で扱っているうちに、
興味も出てきます。
なので、勘違いしてしまうのです。
「みんな服に興味がある」と。
しかし実態は、
「服に興味がある人のほうが少ない」
のです。
興味のない人に訴求するには、
機能と価格で差別化をはかるのが正解ですが、
そこはユニクロやワークマンが本気でやっているので、
少し違う切り口が必要ですね。
所詮、服は消費者が日々つかう道具なので、
道具として突き詰めることが大切なのかもしれません。
![吉川一平](https://b.tenjikaionline.com/wp-content/uploads/2018/11/9389891565be3966d68f68-e1578630340617-100x100.jpeg)
展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。