アマゾン周辺ビジネスの成長

アマゾン周辺ビジネスの成長

9/3 の日経MJ新聞の米国流通 現場を追う という記事の中で、アマゾンの周辺ビジネスの成長例が3つ紹介されていました。

①アマゾンの宅配を請け負っている中小ベンダー100社超が連合を組んだというフロントドア・コレクティブ

②アマゾンのフルフィルメントセンターを所有する不動産事業のロックス・ファイナンシャル。8月に上場申請した。

③マーケットプレイスで商品を売っているメーカーやブランドを買収し集約するセラシオ。7月にユニコーンに。

どれもアマゾンに向けたサービスで成長しながら、そのサービスを外部に開放して更に成長しようとしています。
アマゾンは世界一のECサービスであり物流会社であり最も顧客のことを考えている会社です。そのアマゾンからのリクエストに対応しているということは、世界一の対応をしているわけです。
他の会社からするとそのサービスを受けられることは非常に興味深いことと言えますね。

周辺ビジネスの成長は、どんな業界でも起こってきました。自動車業界には系列の取引がありそれぞれが独自に成長してきましたし、電機業界などでも同じです。ファーストリテイリングの成長とともに伸びた会社も多くあります。

ただ、アマゾンの周辺で起こっていることは、少しレベルが違っているようです。
ここまでの規模やスピードで周辺ビジネスが成長しているのは、アマゾン自体がもつ異常なユニークさや異常な成長スピードによるものと言えます。

日本でも同じことが十分起こると考えられます。
特に①③のようなことは、アパレル関連でも出来そうですね。

圧倒的な相手なら徹底的なコバンザメでもいいんじゃない?と思いました。

アパレル業界のニュースを7つ選ぶ #7picks は、こちら

https://twitter.com/hashtag/7picks

その他、毎週月曜日配信のメルマガ「アパレル業界の〇〇な話」もよろしく。バックナンバーはこちら

https://b.tenjikaionline.com/category/blog/marumarustory/

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

コメントを残す