Berealの時代

twitter facebookで私のSNSは止まってます。
(tiktokは見たことない)
50歳にもなると承認欲求も減退するので、一
応、業界人でありながらファッションへの興
味が全くありません。
今のままで別にええやん、という気持ちが出
てきているのでしょう。

そんな少しお疲れの層に優しいSNSが、今、
アメリカで大人気になっています。

その名も BeReal (ビリールと読みます)。

BeRealは3年前にフランス人技術者らが開発
したサービスです。

既存のSNSとの違いは、投稿のルールです。
既存のSNSはいつでも投稿できましたが、
BeRealは1日1回ランダムに通知が来ます。
その通知のあと2分以内に写真を投稿しない
と翌日まで投稿できないルール。
結構なハードルですよね。

そしてその写真はフロントカメラとリアカメ
ラで同時に撮影する「デュアルカメラ」とい
う手法をとります。その写真は、
「今の自分と、今の風景」
という意味です。
盛ることに疲れた人、盛られたものに食傷気
味の人が使うのでしょう。

「この流れって必然」と思いましたが、よく
考えるとおかしいことに気付きます。

嫌やったら写真をあげたりするのをやめたら
良いのに、やめない。多分、やめたいけれど、
やめられない人に向けてのものなのでしょう。

アパレル業界でも同じことが起こるのでしょ
うか?
昔はブランドが大好きだったのに、今は興味
がなくなって、毎日同じ服を着ている。で、
毎日着る服にはそれなりにこだわりがある私
みたいに拗らせている人、一定数居ますよね。

BeReal 早めにチェックしては?

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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