アナログ・リスキリング

経済産業省も推進する「リスキリング」とは、企業が人材の再教育や再開発を行う取り組みのことです。AT&T、アマゾン、ウォルマートも力を入れています。
アマゾンでは10万人の従業員に1人約75万円を投資して、非技術系人材を技術職に移行させたり、ITエンジニアにAIなどの高度なスキルを習得させることを目指しています。

デジタル系の事業会社であれば想像し易い「リスキリング」ですが、アナログ系の事業会社であれば何が出来るのでしょうか?

日経MJで、その事例の1つとして「ベビトル」が紹介されていました。

「ベビトル」は、新生児を撮影するニューボーンフォトグラファーと、我が子を撮影して欲しい親をマッチングするサイトで、衣装や撮影小物もレンタルしています。

「そんなサービス、前からありそう」そんな印象をお持ちではないでしょうか?

実は「ベビトル」には大きな特徴があります。「ベビトル」はカメラマン自体を育成しているのです。

もともと兵庫県のカメラ店がカメラ教室を開催していて、生徒たちに喜ばれる仕事を作れないか、と考えたのが始まり。現在では、ニューボーンフォトグラファーの養成スクールを運営し、卒業すると「ベビトル」のカメラマンとして働けるようになる、という仕組みです。

新生児の撮影は撮る側も癒やされますし、地域の家族写真を撮ることで愛郷心も養われるなど収入以外の喜びも得られることから、カメラ教室には様々な人が集まっているそうです。

スキルを得るための教室が、その先まで用意しているというのが素晴らしいですね。
実はこのような仕組みは、アナログ系の仕事に当てはめやすいと思われます。

今までは、自己流もしくは前職で身につけた技術を、アウトソーシングサービスでマッチングをして収入を得る、という流れでした。
「ベビトル」のカメラ教室では、卒業後の先まで用意してくれているので、生徒も安心です。「ベビトル」は、自社の教室を卒業しているので技術レベルが担保されていて、依頼側も安心できます。教室側もLTVを大きく出来ます。

アパレル業界で出来ることもありそうですね。

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