アメリカのペット用品チェーンの今

先週の日経MJに
「ネット時代のペット用品チェーン」
という記事がありましたのでご紹介します。

・アメリカ小売業界のネット通販の比率は22%前後
・カテゴリー別では、食品は10%台、衣料・家電は30%台
・中でも高いのがペット用品で35%
・ペットフードを定期購入する人が増えていて、
アメリカ最大のペット用品ネット通販では、売上の76%が定期購入

こうなると「実店舗はどうしていくのか?」という問題が生まれ、
店舗の存在価値の再定義が必要になっている。

物販の実店舗は生き残るために、
1)売るものを変える
2)売り場を縮小する
3)物販を非物販へ転換する
の方法が考えられるが、
アメリカの大手ペットチェーン「ペットコ」は3)を選んでいる。

ペットコのマンハッタンにあるフラッグシップストアでは、
2階が物販、1階が非物販主体となっている。

このやり方が成功するかどうかは、まだ分かりませんが、
アパレル業界でもネット比率が高くなればなるほど、
店舗の存在価値の再定義
は必要になってきます。

アパレル各社は「ネット比率を上げる」ことに取り組んでいます。
ネット比率が増えた分、売上が上がるわけではないので、
一定数の顧客は実店舗に行かなくなり、実店舗の売上は下がります。

となると、実店舗は生き残るために、
1)売るものを変える
2)売り場を縮小する
3)物販を非物販へ転換する
のどれかの方法を取る必要があります。

あなたならどの方法を取りますか?

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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