すべてはビジョンから

2008年4月に起業して17年目になります。
同じように起業した経営者と会うと、
会社のビジョン、ミッションなどを掲げていて、
どれもキラキラしているんです。
「社会を変えたい」という強い気持ちで事業をしていて、
尊敬します。
それに、なんとなく、カッコよく見えます。

私にはそんな大きな志はありませんので、
ビジョンもミッションもなく過ごしてきました。
「あったほうが説明しやすいので、いいんだろうな」
とは思うものの、その意義が見いだせずにいました。

が、ようやくその意義が理解できました。
皆さんにとっては当たり前なのでしょうが、
私の確認のために言語化させてください。

きっかけは、新しいサービスを作るという研修です。

そこでは、新しいサービスを作るために、ターゲットや
サービスの内容、ネーミング、集客などを考えるのですが、
常に基準になるのは、
そのサービスのコアバリュー=ビジョン
なのです。

「このサービスは、〇〇 です」

この〇〇の言葉が「重要」なのではなく、
〇〇がなければ「何も決められない」のです。

ターゲットは、本当にそれを求めているのか?
どうやったら、それをターゲットに伝えることが出来るのか?
他のサービスとの違いは何なのか?

など、すべてに影響が出てくることです。

コアバリュー=ビジョンはサービスでも重要ですが、
商品でも重要です。
「このワンピースは、〇〇です」
という〇〇が無ければ、その他のワンピースと同類にされ、
価格競争に陥ります。
〇〇が強烈であればあるほど、差別化が出来るのです。

会社にビジョンが必要なのは、判断の基準となるからです。

「何ごとも、まずはゴール設定が大切」
と言いますが、ほぼ同じ意味合いですね。

「こんな人に着てもらって、こんな時間を過ごして欲しい」
という強烈なビジョンがないアパレルは売れないです。
ブランドというのは「認知」ではなく「強烈なビジョン」なのかもしれません。

というわけで、6/5 のワイン会のビジョンを考えました。

「ワインを通して笑顔が溢れる会」
https://forms.gle/LKuK62rYbtqjrGfU6

参加、お待ちしております!!

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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