フードロスが見えた!

フードロスが見えた!

おはようございます。
京都エモーション 吉川です。
今週は、「フードロスが見えた!」というテーマです。
よろしくお願いします。

先週、日本の多くの地域では緊急事態宣言が解除されました。残る首都圏と北海道も、今週には解除される可能性があります。
京都では街に出る人の数も増えてきました。
百貨店の友人の話では、開店と同時に多くの人が来店し、買い物して言ったそうです。その多くが、ネット通販が使えない、ネットが苦手な年齢高めの人々でした。
人口もまずまず多いので、うまく刺激出来たら消費も伸びそうです。

 フードロスが見えた!

コロナの影響で多くの外食が営業自粛になり、学校閉鎖で給食業者の事業が止まり、外出自粛と入国制限で観光・宿泊業が大打撃を受けました。

出口が止まれば、その前段でも影響が出る、というわけで、畜産、酪農、野菜の生産者の方も大打撃を受けています。

そんな中、facebookでコロナ支援・訳あり商品情報というページが出来、生産者の方の支援が出来るようになりました。

外食できない分、自炊する人が増え、スーパーは品薄になっていました。

野菜は「ちょっと成長止めて」とお願いしても言うこと聞いてくれませんし、動物の成長も止めることは出来ないので、生産者の方も大変なので、何回か利用しました。
https://www.facebook.com/groups/248092736319363/

でも、少し考えると、辻褄が合わない点が出てきます。


確かに外食は行かなくなり、学校での給食もなくなったのですが、人間が1日3回の食事を摂ることは、コロナ前・コロナ中では変わらないですし、コロナ後でも変わらないでしょう。
当然販売ルートが違いますが、あるところで余剰生産になったとしても、他方で不足しているところあれば、そっちに流れて行きます。
投げ売りしなければならないぐらい影響が出ている、ということは、元々過剰供給していた分があぶり出されている、とは考えられませんか?

このfacebookグループで情報提供している生産者は、今回発生している食品が、見えてないフードロスの実態の一つの形、ということを認識したほうが良いのではないでしょうか?

アパレル廃棄問題は、食傷気味ですので、今回はフードロスの問題を考えてみました。アパレルロスもフードロスもですが、それらのロスを違う場所で活かすこと考えないと解決になりません。

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。