D2C の定義

D2C の定義

 

こんにちは。アパレルOEMの情報プラットフォーム 展示会オンライン の吉川です。

アパレル業界では、猫も杓子もD2Cな時代ですが、そもそもD2Cとはなんぞや、という根本的なところ考えてみたいと思います。

 

結論

いきなり結論ですが、私が考えるD2Cとは、
「SNSやWEBサービスで個人が発する趣味・趣向・行動のデータを元に企画・設計し、かつ、各個人に合わせてカスタマイズした商品やサービスを提供すること」
です。

 

昔話(SNS以前の話)

昔はインターネットがなかったので、ここまで個人が発信することを拾うことが出来ませんでした。個人が発信するというのは、インスタをバリバリupするという意味ではなく、いいね や シェア、見ることも含みます。

そして、ECによって各個人に合わせた販売が可能になった、ということです。昔の通販は個人と直接やり取りしますが、カタログや番組は、各個人に向けてカスタマイズされていません。

マス生産マスマーケティングの実店舗では出来ないことです。品揃えを増やすというのは、各個人に合ってるものを提案するためにあるわけで、言わば、数撃ちゃ当たる戦法です。その精度を上げることがMDという業務になります。

ここで定義登場

私の定義に当てはめると、

・インフルエンサーを起用したから、といってD2Cではない
・小売も自分達でやるから、といってD2Cではない
・ネットで売るから、といってD2Cではない

・個人に合わせたシャンプー D2Cの可能性高い
・個人に合わせた服     D2Cの可能性ある
・個人に合わせた音楽プレイリスト D2Cの可能性高い
・個人に合わせた肉を提供する焼肉屋さん D2Cの可能性高い

となります。

 

最後に

別に定義は何でもいいのかもしれませんが、決して、価格軸や企画テイスト軸の話では無いでしょう。

完全に、「マーケティング」手法の用語です。