コストコに行って考えたこと

おはようございます。
京都エモーション 吉川です。

ワインエキスパートの勉強を始めて5ヶ月ぐらい経ちます。5ヶ月前はAOCもソーヴィニヨンブランもクレマンも知らなかったのですが、最近はワインを見るとどんな味なんだろう、と考えるようになり楽しみが増えました。
何でも興味を持つことは良いことですね。自分の知らない世界を一つでも多く、覗いてみたいと思っています。

【お知らせ】
7/29(水) 新聞だけでは分からない!隣の巨大市場”中国”のアパレルのリアルというオンラインイベントを行います。

 コストコに行って考えたこと

アメリカンな雰囲気が好きで、月に1度ぐらいのペースでコストコに行きます。最初はテンション上がって要らないものもたくさん買いましたし、失敗もしました。最近は、買うものも決まっているので滞在時間も短いですし要らないものも買わなくなりました。

いつ行っても、それなりに混んでますし、定番から新商品まで色々並んでますし、店員さんは優しいし、駐車場の混みっぷり以外は良いお店だと思います。

皆さんよくご存知のとおり、コストコのビジネスモデルは、
・会員の会費がベースになっている
・商品での利益は他の小売の業種に比べて非常に低く設定している
・倉庫がそのまま売場になっている
・大量販売が基本なので客単価が高い

接客は基本的にありません。また、先日ECが始まりましたが、普通なら安くなるのに、店頭よりも高い価格が設定されています。リアル店舗であれば、お客さんが自分で PICK UP するのに対して、ECでは PICK UP し梱包し発送する作業が発生するからでしょうか?ネットスーパーの利益が出ないのは、ここに問題があるのかもしれません。

コロナになって不要不急の買い物をしなくなるということは、よりECでの目的買いが進みやすくなる一方、リアルでしか買えないものには、リアルに買い物に行く、ということが目的になります。

よくモノ消費ではなくコト消費が必要と言われていますが、コストコは徹底的なモノ消費で勝負しています。他と同じか安い、というポイントだけです。そして、接客を受ける代わりにスマホで口コミを調べている人も多いです。店員に勧められて後でがっかりするぐらいなら、口コミでがっかりしてくれたほうがお店も安全、という、消費者に全て委ねている感が、もしかしたら、コト消費なのかもしれませんが。

zozoに出店して30-40%取られてクーポン連発するぐらいなら、コストコに卸した方が良いかもしれません。

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。