投資の基本は分散してリスクヘッジをすることですが、
ビジネスは一点突破が推奨されることが多いです。
今回のタイ出張でリスクについて考える機会がありました。
1)日本のリスク
元旦には能登で地震がありました。
日本ではたびたび、地震が起こっています。
南海トラフもそのうち起こると言われています。
台風や大雨・大雪などの自然災害と違って、
地震は自然災害の中でも予測が出来ない災害です。
本当に「起こるまで」分からない災害です。
日本では地震のリスクは頭に入っているのに、
「明日起こるかもしれない」のに、
なぜか実感がありません。
防災グッズは、地震が発生して使用するもので、
地震の被害から逃れるものではありません。
いつ起こるかわからない、でも、起こったら大変なことになる、
というリスクを回避するには、その場所に居ないことが唯一の方法
ではないか、と考えさせられました。
2)中国のリスク
私はまだ中国が関係するビジネスが多いですが、
中国のカントリーリスクは非常に高いと言われています。
明日どうなる、というわけではありませんが、
いつかどうかなる可能性があるのも事実です。
今まで27年間、中国とのビジネスをしていて、
その凄さを目の当たりにしてきました。
ただしリスクがある以上、その比率は下げなければいけません。
すぐに思いつくようなリスクは、放置していてはダメですね。
大成功するためには1点突破かもしれませんが、
生き延びていくためには、分散が必要だと思います。
日本も良い、中国もやる。
でもそれだけでは危険という意味です。
あなたが今抱えているリスクは何ですか?
展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。