コロナ特需のzoomがもたらす新しい当たり前

はじめに

こんばんは。

展示会オンライン事務局の京都エモーション 吉川です。今週は、コロナ特需のzoomがもたらす新しい当たり前、です。

 京都では、外出自粛の中、ソメイヨシノは満開を迎えました。
いつもは学生さんがブルーシートを敷いて宴会をしているのですが、今年は、お弁当を持って、2,3人で桜を眺めている人ばかり。ゴミが溢れることもなく、人混みもなく。。。生活する上では、いいこと尽くめなんです。
 京都はあまりにも、観光客、とくに外国人観光客に依存しすぎていました。依存は、何でもダメですね。

コロナ特需のzoomがもたらす新しい当たり前


https://forbesjapan.com/articles/detail/33337

オンラインビデオカンファレンスのプラットフォーム「zoom」がコロナ特需に沸いています。もともと、働き方改革によって右肩上がりだったところ、今回のコロナ騒動で、一気に拡がりました。
一方、セキュリティー面での問題も発覚しています。

https://wired.jp/2020/04/03/zoom-backlash-zero-days/

しかし、これから徐々に整備されていくでしょう。

 今まで当たり前だったことが、社会情勢によって強制的に当たり前にならなくなったら、当たり前が当たり前でなくなるわけで、新しい当たり前が始まります。「合理的」なことも、時代によって変化していくということです。
 毎日決まった時間に会社に行くことは、もはや、当たり前ではなくなりました。恐らく、アフターコロナでもテレワークは一定数残ると思います。会議は必ず会議室に集まって行わなければならない、というものではなくなりました。学校も同様です。休暇のとり方、組織の作り方も変わるでしょう。

 今までのアパレル業界で当たり前のことで、今後当たり前でなくなることに、「全身を1ブランドで提案すること」と「常に新商品を提案すること」があると思います。一部の熱狂的なファンを除いて、「全身1ブランド提案」は、ブランドの人達でさえ気持ち悪いのではないでしょうか?自社の売上のための提案だと消費者の心は揺さぶられません。また、安易に「毎年新商品を提案すること」は、旧商品を買った消費者を裏切っていることになりかねません。
 「棚を埋めるため」そして「昨対数字を超えるため」に前年のMDをちょろっと修正するような自分本位のブランドではなく、「どうしても着て欲しい」と思える商品だけを販売するブランドが増えたら面白くなりそうじゃないですか?

 
 

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。