多段階価格設定の話 アパレル業界の〇〇な話 20200824

今週は諸事情により、7picksの配信が不定期になります。
ご了承下さい。
今週1週間、代わりにやってくれる方いらっしゃいませんか?
7picksをやるメリットは、
・1日の情報を振り返れる
・社内外での話題が増える
・知らないことを知れる
です。

多段階価格設定の話

先週の7picksで取り上げた記事

LINEとメルカリに共通する絶妙な稼ぎ方の本質
https://toyokeizai.net/articles/-/365799

について考えてみたいと思います。

記事を要約しますと、
・多段階価格差別とは
1つの価格で物を売る通常の戦略ではなく5~10倍もの収益を上げる価格戦略
・例
「映画館」 通常、学割など
「モバイルゲーム」 基本無料、課金あり
「AKB48 のCD」 音楽と握手券
「LINE」 基本無料、スタンプで課金
「メルカリ」 購入は無料、出品は有料
・「LINE」「メルカリ」の要素
「フリー」「ソーシャル」「多段階価格差別」「データ利用・活用」の4つ

「アパレルはモノを売っているので出来ない」と思いがちですが、何か出来ないでしょうか?
アパレルにとって、いい服を作ることは、ある意味当たり前のサービスです。
ゲームメーカーにとって、いいゲームを作ることは、当たり前であるように。
歌手にとって、いいCDを作ることは、当たり前であるように。

よりよくゲームを楽しむために課金があります。
音楽ではなく、握手できるサービスを付加しているわけです。

いい服を来てもらってどうなって欲しいのか?
服を買ってもらった後、他に付加出来るサービスは無いのか?

購入点数を増やしてもらうとか、セット率上げるとかは、売る側の都合なんですよね、結局。





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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。