無印良品直江津の超小売業

おはようございます。
京都エモーション 吉川です。
今週のスタート、いかがですか?

7/29 日本時間 20:00 – 21:00 に、
「14億の巨大市場中国のアパレルのリアル」
というオンラインイベントを開催します。
今回は、中国とリアルタイムで繋げるオンラインイベントなのですが、zoom や teams が中国で使えないため、代わりに、voov というwechatのtencentが提供している、zoomのコピーサービスを使う予定なのですが、ある参加希望の方から、
「voovというサービスが怖いので、やっぱり止めておきます」
と言われました。

やはり、中国のサービスはバックドア問題があって危険視する人も多いですね。
なので、今、私がvoovで中国とつながっているものを、zoomで配信できないかテストしております。

私自身、中国の人と24年ビジネスをしていて、政府に筒抜けになっているのも含めて中国と思っているので、今更、何が抜かれていても驚きません。

今回のイベントのお題「中国のリアル」ですが、ある意味、「日本のリアル」が分かりました。

ひとまず、voov での案内をしていますが、zoomでの配信が可能になりましたら、申込していただいている方には案内しますので、お待ち下さい

 無印良品直江津の超小売業

今週のWWD JAPAN に載っていた無印良品 直江津のニュースご覧になりましたか?

世界最大級の「無印良品 直江津」が新潟・上越にオープン 「土着化」した「超小売業」を体現する店に
https://www.wwdjapan.com/articles/1098760

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良品計画は7月20日、新潟県上越市の直江津に、地元のバス会社である頸城自動車が運営しているショッピングセンター、直江津ショッピングセンターの2階のワンフロア全てで、売り場総面積は約5830平方メートル国内外の店舗で最大級となる「無印良品 直江津」をグランドオープンします。

「100年後に上越や直江津をどんな街にしていくか、この店をそうした活動のための拠点としていきたい」

無印良品、書籍のほか、地元の農産物や特産品が並ぶ「なおえつ良品市場」、幅広い世代が楽しめる食品をそろえるフードコートの「なおえつ良品食堂」などで売場を構成。地域の“くらしの真ん中”をコンセプトとしており、衣や住分野に比べて日々の生活により密着しやすい、食分野の充実が店作りの鍵になっている。

一番良いと思ったのは、地域への貢献の一環として、頸城自動車が所有するマイクロバスを使用した移動販売を8月初旬から行うこと。雪深く移動が難しい集落や、老人ホーム、大学などを巡って販売をする。ECが発達しても、商品を見て選んで買い物がしたいというニーズに応える。
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成熟した市場は、どんどんパーソナライズ&ローカライズされていく、ということですね。
パーソナライズとローカライズには、デジタルの技術が必要になってくるはずなんですが、今回の無印良品直江津でやろうとしていることは、全く、デジタル要素がないんです。大盛りあがりすることもなさそうですが、ダラダラと続いていきそうというか、地元に溶け込んでいきそうです。

アパレル業界では抱える利益予算が大きすぎるからチャレンジしないのかもしれませんが、本当に必要とされるものを必要としている人に届けることがB2BでもB2Cでもサービスの基本であるとすると、出来ることはまだまだありますね。

皆さんが挑戦したいことは、どんなことですか?

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。