東南アジア有料トイレの可能性
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2104/01/news026.html
スイスのUBS銀行出身の二人が2015年に始めたスタートアップ ミスタールー は、東南アジアで展開されている有料の公衆トイレのサービス。
もともとは観光客向けを想定したいたところに、コロナで観光客が減ったものの、地元住民も「安心、安全」な清潔なトイレを求めていて、順調に利用者が増えているそうです。
しかし、Mr.Loo が目指しているのは、単に快適なトイレを提供することではありません。
彼らがその先に見据えるのは、健康管理の入口としてのトイレの利用。ヘルスケアセンターとして、遠隔医療サービスや尿検査をはじめとした健康診断の提供を見込んでいます。
昔はレントゲンも血液検査も、その場では結果が分かりませんでしたが、今では、その場で結果が分かることも多くなりました。今後はもっと色んなことが簡単に検査できるようになっていくと想像できます。
衣食住から医食住に、本当になっていきそうです。
衣で出来ることはなにがあるでしょう。
ウェアラブル端末との連携や睡眠解析などは徐々に出ていますが、いまいちピンと来ません。睡眠などは未だに分からないことが多いので、分析されても実感もわきません。
消費者が解決したいポイントは、もっと積極的でメリットのあるポイント、例えば、予防医学や食事の栄養分析などだと思います。
アパレル業界の中途半端な機能は、最初は売れても、結果的には消費者のガッカリに繋がってしまうと思うのです。
アパレルを切口にした本物の機能が世に出ることを願っています。
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展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。