はじめに
こんばんは。
展示会オンライン事務局の京都エモーション 吉川です。今週は、ホテル業界のコロナショックに学ぶべきこと、です。
昨日、畑にじゃがいも(きたあかり)を植えてきました。春のじゃがいもは、基本的に失敗しないので初心者の方にもオススメです。ただし、大きなじゃがいもにするためにはコツがあります。そのコツというのは、、、、
続きはあとがきで
ホテル業界のコロナショックに学ぶべきこと
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000018-nkgendai-bus_all
コロナショックでインバウンドだけでなく旅行者全体が減った我が観光都市京都。稼働率が15%となると、銀行借入れでビジネスをしている人たちは、完全に採算割れだと思われます。
以前から、JR東海の「そうだ、京都行こう」で京都への旅行者は多く、特に春と秋の観光シーズンは全くホテルが空いてない状況でした。さらに、数年前にビザが取りやすくなってから増えた海外からの観光客を狙って、AIR B&B などの民泊が増え始め、ゲストハウス、小規模なホテルが雨後の筍のように増えまくった結果、実は、半年ぐらい前から、供給過剰に陥り、一部、ゲストハウス、ホテルの撤退は始まっていました。更に、今年4月から簡易宿泊所の運営に規制が入りサブリースの解約などが増えてきていたところに、今回のコロナショック。
京都のホテルの料金は非常に安くなっており、当日20:00以降には空きがあれば1000円で泊まれるようなところも出てきているようです。
昔からやってきた人にとっても今の状況は痛いと思いますが、ここ2、3年に「ホテルおいしそう」とビバレッジを効かせてホテル参入してきた人は、いま、地獄を見ています。融資していた銀行も「全く想定外で。。」と やや他人事。
京都ブランドが既存したわけではないので、いずれ元に戻るでしょうが、それまでキャッシュフローが耐えられなかったところは、不動産を手放すしかなくなります。
そして、資金力のあるところが、良い値段で不動産を手に入れ、アフターコロナでキャピタルゲインという筋が読めます。
これって同じこと、何度も起こっているような気がしませんか?
震災も想定外ですし、少し前に大量発生した為替オプション問題もそう、スルガ問題もそう。結局、「想定外なら仕方ない」(実際は仕方ないでは済まされない)と思うのか、「想定外のことが起こったらカバー出来ないので、そのリスクは取らない」のか?
昨今の風潮として「後悔しないためにチャレンジはどんどんして失敗を経験するべき」という
”ニセ起業家論”と「想定外のことが起こっても取れるリスクかどうかを見極める」という”起業リスク論”が、ごちゃまぜになっているような気がします。
また、「おいしいビジネス」は参入障壁が低ければ低いほど、ビジョンがなく利回りだけを求めた後追いは厳しいですね。頭では分かっているはずなのに、どうして参入してしまうのでしょうか?流行りの飲食は、まさにその縮図だと言えます。直近ではタピオカですし、パンケーキなどもありました。
最近のアパレルでは、マスク不足からマスク製造に参入する企業、マスクを販売するブランド、残生地をマスクにしてさばく工場など出てきています。社会貢献の面で大変有意義なことで素晴らしいことですが、そうでなければ、少し心配になります。2月ならまだしも、もう4月になろうとする時に、いまさら感を覚えずにはいられません。
私の元へも、マスク供給できます、という案内が来るのですから(暴落が怖くて輸入するリスクを取れませんでした。。。)、中国の生産ラインがフル稼働を始めている今、すごい量のマスクが日本に向かってきているので、いつかは分かりませんが、供給過剰に陥り価格が暴落することは間違いありません。確かに、それはいつになるかは分かりませんが、いつか起こると思います。
であれば、アフターコロナに向けて何が出来るか、を考えて、そっちで勝負した方がリスクも少ない上に、やって楽しい、と思うのは、私だけでしょうか?
今回は、ホテル業界の下方修正ラッシュが止まらない というニュースから、ホテル業界のコロナショックに学ぶべきことを考えてみました。
あとがき
筋トレに於いてトレーナーの存在が非常に大きい理由は3つあります。1つ目は、お金を払って時間で雇っているから、2つ目は、トレーナーとの関係が、お店と客ではなく、先生と生徒の関係になっているから、最後3つ目は、先生が目の前にいるとサボれないから。
どんなことでも最初は、きっちり基礎を学んだ方が上達が早いのは分かっているはずですよね。でも多くの人は、「続けられるか分からないから、最初はお金をかけない」、結果「続かない」。最初に「ちゃんと教わらない」から「続かない」のであって、最初にきっちり教わってから、続けるか続けないかを考えたほうがよいでしょう。
ご意見・ご質問等ありましたら、info@tenjikaionline.com 吉川までメールお願いします。
展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。