知識無いけどオリジナルアパレルを始めたい人が知っておくべきこと 後編

アパレル オリジナル

前回の話

前回のブログはこちら

「売れるアイデアはあるけどアパレル工場を知らないので探している」

「売りたいものはあるけど、アパレルの知識が無い」

「立ち上げにいくら費用がかかるか分からない」

このようなお悩みの方は、ネットで工場を探しますが、相手にされないこと多いですよね?
その理由の1つは、アパレルビジネスの大前提をご存知でないからだと思います。

 なので、アパレルが工業的にどのように製造されているかを知ってください、という話でした。
で、今回は、少し突っ込んで見ていきましょう
 
 

アパレル製品を構成している2つのもの

アパレル製品を構成しているものは、たった2つです。

 ①主素材

 ②副資材

ただし、これには奥深い世界があります。

バラしてみよう

みなさん、今までほぼ毎日服を着てきたと思いますが、服がどのようにして作られているかご存じないと思います。

アパレル製品がどうやって出来ているかを知るためにオススメすることは、服をバラバラにすることです。(ただし、ニット以外 世の中の服を大きく分けると、ニットとニット以外に分けられます。ニットというのは、セーターなどのことです。セーターは少し作り方が違います)

例えば、半袖Tシャツをバラバラにしてみてください。
おそらく、5つの部品とブランドネーム、洗濯ネームに分かれると思います。

アパレル製品は ①主素材 と ②副資材 を縫製工場で組み合わせることで製造されています。


Tシャツの場合、前身頃 後身頃 左袖 右袖 襟ぐり の主素材5パーツ
ブランドネーム 洗濯ネーム (衿テープ) の副資材
になります。

主素材とは

主素材というのは生地のことです。

生地というのは、色、柄、加工を含めると何万種類とあります。それぞれ、通常のロットは最低1000mぐらいがほとんどです。

デザインに合って、値段に合うものを選ぶ必要がありますが、これは 企画 の仕事です。

副資材とは

副資材というのは、付属と呼ばれるものです。

 

縫い糸から始まり、シャツのボタン、ジャケットのファスナーなど表に見えるものから、ポケットの生地やコートの裏の生地など、裏から見えるもの、衿の中の芯地、ボタンホールの強化芯など、表に見えないものまであります。

 

これも主素材と同じく、デザインに合って、値段に合うものを選ぶ必要がありますが、企画 の仕事です。

服の要 パターン

主素材の5パーツは変わった形をしていますが、生地というもともと平面のモノを縫い合わせて立体にするために、カーブを付けているからです。

で、どうってそのパーツを切り出しているかというと、型紙というものを作成して、その型に合わせて、生地を切ってパーツにしています。

服を作る上で、最大の難関ポイントは、この型紙になります。業界用語でパターンといいます。


パターンによって平面の生地が立体になり、その組み合わせ方法(縫製方法)を決めるのも、基本的にパターンです。ただし、素人では作れませんので、専門のパターンナーという人に依頼しなければならない仕事になります。

オリジナルでアパレルを作ることとは、、、

オリジナルでアパレルを作ることとは、

・主素材を選んで調達すること

・副資材を選んで調達すること

・デザインに合った型紙を依頼すること

なのですが、最低限、ここまでは自分達で出来る、という状態でなければ、プロは相手にしてくれないでしょう。

まだこれでも始まったばかりです。

これで、ようやくサンプルが作れるわけです。

サンプルは1枚ずつ作成しますので、非常に高価なものです。

作成してみて、初めて服として形になり、

・デザイン

・着心地

・値段

が分かります。

 

値段って??

先程の値段は、どうやって出しましょうか?

それを考えるために、簡単な問題を用意しましたので、考えてみてください。

 

【問題】あなたはキャンプに行って晩ごはんにカレーを作ります。カレーのレシピ本、カレーの材料はすべて新たに買わないといけません。レシピ本は3万円、カレーの材料は1セットが5人分で3000円です。鍋は人数に合わせて大きさが変えられます。翌日への保存は出来ません。

 

1)1人で行った場合、1人あたりのカレーは いくらになりますか?

2)10人で行った場合、1人あたりのカレーは いくらになりますか?

3)100人で行った場合、1人あたりのカレーは いくらになりますか?

答えは、

1)33,000

2)3,600

3)900

ですが、ここで考えてほしいことは、2つあります。

①数量が少ないと高くなる → これは想像出来ます。

②前提条件が無いと、見積出来ない → これに気づいてない人が多い!!

 

相手にされない理由

実は、相手にされない最大の理由は、

②前提条件が無い

からです。

つまり、何枚作る予定か?(何枚売るつもりか?)その販路はどう考えているか?がないまま、

「いくらでできますか?」

と聞かれると、かなり、がっかりします。

なので、せめて、企画面でどの業務を自分達はやるのか、を明確にした上で、予定枚数という前提条件を提示した上で、

「いくらでできますか?」

という質問をしてください。

それでも、ちゃんとした値段は出せないですけど、色々と教えてくれると思います。

 

まとめ

かなり、端折って書きましたので、初歩の初歩ですが、いかがでしたか?

チャレンジするのが嫌になりましたか?

チャレンジしたくなりましたか?

何れにせよ、テクノロジーの進歩で、以前に比べて、オリジナルの服の調達はやりやすくなっています。

そして、アパレルの知識がない人がオリジナルのアパレルを世に出したい、というのは自然の流れだと思います。

ポイントを押さえれば、業界の人にも相手にしてもらえるようになると思います。

何か、質問などありましたら、お問合せください。

よろしくお願いします。

 

apparel 21 points check list

【無料ダウンロード】

「知らないと損する!縫製工場に行ったら確認するべきチェックポイント」はこちら