こんにちは。伊藤忠商事から独立して12年、アパレル業界24年 展示会オンライン 吉川です。
4月から新しい年度が始まりますね。
4月から新社会人として、アパレル業界に入ってくる方も多いと思います。
でも、こんな不安ありませんか?
「新しい職場では何をしたら良いんだろう?」
「会社勤め初めてで不安」
また、4月から部下が入ってくる人も多いと思います。
「ちゃんと仕事を教えられるか不安」
そのような方にむけて、「新しい職場で真っ先にした方がいいこと」と題して、今日のブログを進めたいと思います。
事前に準備する必要があるものは、何か?というと自己紹介の内容を練っておくことです。
受け入れる側も、どんな人が来るのか興味津々だからです。
そして、大勢の人の前での自己紹介と、個々にデスクをまわる場合の自己紹介を用意しておいたほうが良いです。
就職活動ではないので、大げさにアピールする必要はないです。どちらかというと、あなた個人を知ってもらう、ことが重要です。
例えば、名前の漢字を説明したり、趣味などを話しすることも重要です。
わざわざ準備しなくても、適当に話していたらいいのではないですか?という意見もあるでしょう。しかし、考えてみて下さい。自己紹介する場面があることが分かっているにも関わらず、その準備をしない人が、いい仕事ができるとは思えません。
必ず、自己紹介の準備をしておきましょう
でも、よく考えて下さい。
これから朝から晩まで、しかも、お金を稼ぐためにそこそこの集中力を持って仕事するわけです。勝手に知識はついていきます。
自己紹介することは、まずは、自分のことを新しい職場の人に覚えてもらうことが目的ですが、もう1つ大切な目的があります。それは、紹介してもらった人のことを覚える、という目的です。
相手のことを覚えなければ、自分のことも覚えてもらえません。
そのためにやるべきことは、2つあります。
1つは、相手の名前を聞いた時に、すぐに相手の名前を呼ぶ、ことです。これによって格段に名前を覚えやすくなります。
「こちら、〇〇さんです」と紹介されたら、「〇〇さん、私は今日から来た△△です。」という入り方をして下さい。
もう1つは、相手の名前をメモする、ということです。一番いいのは、座席表を持ちながら、フルネームで実際に漢字で書くことです。最初であれば、名前の漢字も聞きやすいです。
しかし一番大切なことは、まず、自分の業務のポジションを知ることです。そして、そこで必要とされる専門知識がどのようなものなのか?が分かれば、もう、心配することはありません。
初日にやるべきことは、準備した自己紹介をして職場の人に覚えてもらうこと、と職場の人のことを覚えること、そして、2日目に向けて、準備することです。
やらないといけないことが把握できて、その準備ができたら、その仕事は80%終わったと言えます。多くの人が、やらないといけないことの把握と準備が出来ていないまま、流れています。
でも、実際にやってみないと分からないでしょう?という意見もあると思います。
そうです。想定外のことがドンドン起こります。しかし、その対応は、今まで準備してきたことを応用して解決できるかもしれません。また、想定内のことを早く片付けることが出来れば、想定外のことへの対処時間やパワーを多く動員できると思いませんか?
ですので、初日には、2日目の準備を必ずしましょう
いかがでしたか?
今回は、4月から新しい職場に行く人に向けて、新しい職場でやるべきことをまとめてみました。
自分を覚えてもらうための準備と、相手のことを覚える努力、そして、未来への準備、これらは、ベテランの人にも必要なことかもしれません。
人に覚えてもらうことと、人を覚えることは、業務を上手く進めていくためには、対面でもオンラインでも同様に重要なことですね。
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この本は読んだほうが良いです。
展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。