価格競争からの脱却

価格競争からの脱却

商品やサービスは同じものを提供し続けると価格競争に陥ってしまいます。

ユニクロがフリースをヒットさせたら、他の量販店がそれを追いかけて、ユニクロの下をくぐって売ろうとしたように。

どこかでヒット商品が出たら、その安価版を速攻でつくってzozoや楽天で売ろうとするように。

こうなってしまうと、消費者も最初は飛びつくかもしれませんが、商品への信用がどんどん下がっていきます。

不動産の賃貸市場でも同じようなことが起こっています。
スペックで比較しながらの価格競争が止まりません。

今や不動産の窓口は、街の不動産屋さんではなく、スーモ、ホームズなどのポータルサイトです。
そこでは、家賃、間取り、広さ、駅からの距離などで比較対象が可能なので、先にここで情報を集めてから不動産屋さんに問い合わせをして、内見、契約という流れになっています。
同程度のスペックであれば安い方に人は流れるので、価格競争が止まらないわけです。

収益性を確保し価格競争から脱却するためには、

①人間の潜在的欲求を満たす価値を提供して価格競争から脱出するか、
②他を圧倒する低コストオペレーションを実現し他を圧倒する価格競争を仕掛けるか

しかありません。

例えば①であれば、その物件に住んでいると社会人になるための準備が出来る、とかになるのでしょうか?
②は不動産賃貸市場では見かけませんが、住人のビッグデータを活用して別の収益源を確保し、よりデータを集めるために家賃を激安にするようなところが出てくるかもしれないですね。

同じ業界の中で考えても、ちっぽけな発想にしかなりませんので、あえて正反対の業界の人と話をしていきたいと思います。

コロナで世の中の変化は加速していますから。

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