長い梅雨のせいで農作物にも影響が出ています。私の家庭菜園でもトマトの出来が悪かったのですが、梅雨が明けてからは、本来のトマトの姿に戻ってきたように思います。
食品は、”供給”が天候などの自然に左右される要素が強いので、もっと安定すればいいですね。
一方、アパレルは自然に左右されない”消費”を作ることが大切なのかもしれません。
「そんなことはありえない」と思いますが、仮に冷夏になると、ファン付きの服の売上は下がります。作業服以外からの参入も進んでいるようですが、「そんなことはありえない」ことが起こるのが世の常ですので。
【お知らせ】
明後日 8/19(水)日本時間20:00ー
「日本のアパレルが中国で成功できない、本当の理由」
というテーマでオンラインイベントを行います。
かなり突っ込んだ話をしたいと思っています。
是非、下記、ページ御覧下さい。前回の内容についても書いてます。
https://b.tenjikaionline.com/cabl-s-20200819/
ozocの終わり
驚きました。
ワールド、「ozoc」「aquagirl」など5ブランド廃止を2020年8月5日に発表-358店閉店、新型コロナで収益悪化
https://toshoken.com/news/20142
平成ブランドを代表する「ozoc」が廃止される時が来るなんて。日本のSPAの先駆けブランドとして、業界に与えた影響は非常に大きかったと思います。
「ozoc」や「aquagirl」というブランドをやめる理由は、何なのでしょうか?
爆発的な人気があった当時のozocと、今のozocは違うものでしょう。売れないからブランドを廃止するのですが、はっきり言って、多くのブランドは、ブランドネームを外したらどのブランドの商品か分からない、という中で、なぜ、「ozoc」「aquagirl」は消費者から選ばれなかったのか?
消費者にとって、「ozoc」や「aquagirl」というブランドの持つイメージが、ネガティブなものになっているから、としか考えられません。
消費者にとって、
20年前、30年前からあるブランド=古くてダサい
という図式が成り立つとすると、ブランドを長く続ける意味がなくなります。
では、どういうブランドが長く続いているのか?
長く続いているブランドには、「アイコン」があります。逆に言うと、アイコンがなければ長く続けられないのかもしれません。テイストやイメージほど危ういものはないですね。
ブランドの設計は、アイコンを作るか、作らないか?アイコンを作れるか、作れないか?で大きく変わると言えます。
アイコンのないブランドが、どのようになっていくのかアイコンのあるブランドは、どうなっていくのか、注目していきたいと思います。
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展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。