bean to bar イベントの狙い

bean to bar イベントの狙い

 先日、インターナショナルチョコレートアワードで金賞銀賞を受賞したエストニアのbean to barショコラティエ choco*koo の Kristel とzoomで生中継して福岡でボンボンショコラ体験教室がありました。私はオンラインで参加(基本、見てるだけ)しました。
最近、日本でもよく見かけるbean to bar ですが、トシヨロイヅカでも始まり、今後もその流れは続きそうです。(bean to bar については、こちら
https://cacaoken.com/report/bean-to-bar/bean-to-bar001/

 福岡会場では、ボンボンショコラを作ったり、色んなチョコレートバーを食べ比べたりしていて、貴重なチョコレート体験をされていたのですが、今回のイベントには他に2つの狙いがありました。

 1つは、英語学習への興味喚起。Kristel は英語でボンボンの作り方を説明してくれます。もちろん通訳もいますが、チョコレート作りを通して英語を学ぶプログラムを企画しているからです。

 もう1つは、挑戦。Kristel は 40歳の時に、全く経験のないショコラティエ、しかも、bean to bar のショコラティエの世界に飛込みます。「いつからでも何歳になっても挑戦できる」というメッセージを伝えたかったわけです。
 今回のイベントの成功は、参加者の気付きときっかけになることでした。

 アパレルの世界で考えてみると、どうなるでしょう? 素材や作り方に拘りそれに共感出来ることも大切なのですが、服を通して違う体験を提供することをゴールに設定できないでしょうか?
 こだわりのメーカーやアパレルと中継を結んで商品のプレゼンをする。そして、それを通して語学の勉強に繋げる、とか、そこから新しい挑戦を始めようとする人がいたり。
ご意見、ご感想は、info@tenjikaionline.com 吉川まで。

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。