コロナ前後で経営は変わったのか?

コロナ前後で経営は変わったのか?

年末に買って読んだ本を紹介します。
足立光・西口一希 著
「アフターコロナのマーケティング戦略」

日本最強のマーケター2人が語り尽くす、ということですが、
お二方ともP&G出身のマーケターです。

題名からは察するに、アフターコロナでどんなことをすべきか、という内容だと思いました。

論点が40個出されています。
例えば、
論点1
「アフターコロナによって、マーケティングや経営がどう変わるのかを考えないといけない」
コロナによって生活様式は大幅に変わりました。働き方も変わりました。だから、マーケティングや経営もどう変わるのか考える必要があるのは、当たり前だと思います。

しかし、著者は、
「コロナ後の変化も、今ままでずっと起こっていた変化の延長線上にある。顧客の心理や行動は常に変化するので、想定される変化に合わせた複数のシナリオを用意しておき、すぐに動ける準備をしておかないといけない。
これは、いつの時代も変わらない。」
という結論を出しています。

非常に重要な考え方ですね。

同じビジネスモデルが通用しなくなるのは、顧客の心理や行動は常に変化するのに、それに対する準備が出来ていないからに間違いありません。

コロナによって、それ以前には少しずつ変化していたものが、強制的に一気に変化したため混乱は生じていますが、変化のスピードが早くなっただけ、とも言えます。

他にも、39の勘違いや思い込みの論点が出されています。

もし、興味が生まれましたら、一度読んでみることをオススメします。

読みたくはないけどエッセンスは知りたい!という方がいらっしゃいましたら、内容をシェアする会を設けてもよいので、お知らせください。

よろしくお願いします。

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。