ヤマハのブランドファンディング

ヤマハのブランドファンディング

10/27 の forbes Japan に載っていた記事
「ライダーの心に火をつけたヤマハ。ブランドの再定義で「何を」したのか?」
https://forbesjapan.com/articles/detail/37607/1/1/1
について考えてみました。

皆さん、ヤマハの製品で思いつくものは何がありますか?
ピアノなどの楽器製造もしていますし、電動自転車にクルーザー、ヨットも製造しています。世界的に有名なのは、バイクでは無いでしょうか?
ヤマハブランドは音楽関係のヤマハ株式会社と乗物関係のヤマハ発動機株式会社の2社で使っています。
今回の記事は、後者のヤマハ発動機のバイクに関する記事です。

ヤマハ発動機はクラウドファンディングを通して「ブランドファンディング」をはじめましたが、「ブランドファンディング」というのは、「ブランド資産を経営資産に変換することをゴールとして、ユーザーとブランドが対話しながらプロダクト提供を行う、これまでにない新しい形のサービスモデル」と定義されています。

いままでのバイク乗りは、スピードや騒音からあまり良くない印象があったのですが、自然災害などで困っている人を助ける存在になる可能性があると考え、「ライダー」を「ヒーロー」にしようとしています。

バイクに乗ることに今までにない価値を与え、ヤマハだけではなくバイクに乗る人全体の地位向上を目指しています。
さらに、海上・水上の乗物にも同じコンセプトを導入する予定です。

今まで、〇〇と思われてきたことに、新しく△△という意味・価値を加えることで、その存在をポジティブにすることが出来るのではないか?


モノ消費→コト消費から、トキ消費を超えて、アフターコロナでは、イミ消費・イギ消費と言われています。

逆風吹き荒れる私たちの業界でも、当てはまることがあるような気がします。
一度、パソコンを閉じて考えて見ませんか?

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。