まずは真似から

まずは真似から

おはようございます。
京都エモーション 吉川です。
今日は、「まずは真似から」です。

今年の家庭菜園は、緊急事態宣言のせいか、休日をゆっくり過ごせるので、非常にいい感じで夏野菜の準備が出来ています。手間と愛情が注がれた野菜たちは、さぞかし美味しいことでしょう。ホームセンターでは、レタスやサニーレタスの苗が売り切れていますが、みなさんも始めているのでしょう。葉物はオススメです。トマトは、やるならプチトマトで。そして、忘れてはいけない大前提は、旬の野菜は、「買ったほうが安い!」ということです。

【お知らせ】
明日の19:00から 第2回 もくもくの壁 をzoomでやります。
先週の1回目は4名の方に参加いただきました。
「いろいろな立場の人の話が聞けて勉強になりました。」
「多方向の業界の状況、見え方を聞いて新しい考えの扉が開けれた。」
という感想をいただきました。ただの雑談でもなければ、議論する場でもありません。
もやもやされている方は是非一度ご参加くださいませ。
yoshikawa-i@kyoto-emotion.comまでメールお願いします。

 まずは真似から

 先週は、海外の工場さんに向けて、今の日本の現状を話しするオンラインセミナーを開催しました。告知後、数時間で定員の10名が埋まりました。中国でzoomが使えなくなったのでwechat workのビデオ会議システムを導入しましたが、画面共有が見えない人がいたり、音声が聞こえなかったり、結果は非常に残念なものでした。すぐに反省会をして、今週は同じテンセントの voov を導入することにしました。

 ダウンロードしてびっくり、zoomとほとんど同じ UI で直感的に操作も分かります。zoomとvoov、音も似ています。
wechat もLINEのクローンみたいなものですから、中国のやり方は非常にわかりやすいですね。
 良いものは真似してコピーし、IPアドレスを制限することで元ネタを中国内で使えないようにし、自国のサービスを国内外に広める。

 日本人は真面目なのか、プライドが高いのか、コロナの影響でリモートワークが進み、zoomが流行るとなった時でも、真似したサービスを投入できませんでした、なぜでしょう? 
 zoomとは違うものをリリースしようとしていたのか?非常にもったいないですよね。セキュリティーの懸念があるので、日本人には日本のWEBサービスが圧倒的に信頼性が高いです。ですので、新しいWEBのサービスが世界で出てきたら、まずは同じものを日本の会社にリリースしてもらいたいです。

 これは、WEBプラットフォームだから成立する話で、アパレルだと他のブランドの商品そのままは使えなません。ただ、もし、顧客に向かい合った良いサービス(WEBでもリアルでも)があったら、業界のしがらみやプライドを捨てて、すぐに日本の会社には移植して欲しいです。

 ソフト面でのコピーは非難されますが、プラットフォームのコピーは、ローカル化されていて顧客にあっていて、信頼できるものであれば、受け入れられます。

 横一線に他の売れ筋しか見ないようなソフト面でのコピーではなく、プラットフォームのコピーで、ソフト面では個性豊か、という状況が生まれたら、日本のアパレル業界も、息を吹き返すのではないでしょうか?

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。