アパレルのスマートファクトリー(後篇)

アパレルのスマートファクトリー(後篇)

アパレルのスマートファクトリーは、宇宙ステーションで人が過ごせる時代、
自動車の自動運転が出来つつある時代、出来ないわけがない、と思っています。
なぜ進まないかというと、「工場ベース」で考えると、利益が出ない上に大義
名分がないからです。自動化しないと出来ない技術や表現方法があるから自動化
する、とならないと進まないでしょう。つい数十年前まで、家でお母さんが服を
縫っていたわけで。。。。

ITやAIは、それ自体が目的ではなく手段であるならば、スマートファクトリーを
実現したい人、それは小売の人たちではないでしょうか?従来は服を作る人と服を
売る人が分かれていましたが、簡単にネットで小売が出来る今の時代、やろうと思
えばモノを作る工場が、いとも簡単に小売が出来ます。

スマートファクトリーは、この逆を目指すものと言えます。少なくとも、材料が
工場に投入されてから、裁断、縫製、仕上、検品、梱包までは、自動化出来るでしょ
う。となると、やはり、残るのは原材料になり、中間業者はどちらかに吸収されてい
くのでしょう。