絶対にダメなプロジェクト管理

先週、妻がマッスルゲートというボディメイクコンテストに
出場したため、神戸に応援に行きました。

15:30から出場予定でしたが、
私には法事があったため、
その次の出番の18:30に合わせて向かいました。

先々週あった東京大会の進行は30分~40分押してましたので、
神戸も同じになるだろう、という予想のもと、
18:20に現地に到着すると、
なんということでしょう。
もう終わっているではありませんか!

東京とは逆に 30~40分巻き で進行していたのです。

いやいや、進行表を公開している以上、
遅れてもダメだと思いますが、
巻き過ぎもダメでしょう。

観戦チケット、1枚5000円もするのに、
いい加減な運営だと思いませんか?
全体を把握する人間が居ないのか、
居たのに、何とも思わないのか。

1日1本のバスに乗るとしましょう。
バスが予定時刻より30分遅れてくるのは困りますが、
文句を言うレベル。国によっては当たり前かもしれません。
しかし、30分早く出発してしまうのは、もっと困ります。
時間通りにバス停に行っても乗れないからです。
大きな違いは、
目的地に行けるか、行けないか。
遅れても目的地には行けますが、
早過ぎと目的地に行けない。
だから予定より早く出発できそうでも、
バスや電車は予定時間まで出発しません。

アパレルの生産では、どうでしょうか?
「生産」というのは予定より遅れるのが常です。
自分たちだけでは解決できない要素があるからです。

仮に、予定より早く納品出来る場合でも、
お客さんの倉庫の問題や
キャッシュフローの問題があるので、
勝手に納品はしません。
事前に確認をとってから納品します。

つまり、第三者が関わっている以上、
いちばんいいプロジェクトの進み方は、
早くもなく遅くもなく「予定通り」に進むことですね。
無駄な仕事が起こりませんので。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

コメントを残す