コンビニはメディア化する、らしい

先日の日経MJで、ファミリーマート 細見社長のインタビュー記事が載っておりました。

親会社の伊藤忠商事は、三菱商事や三井物産と並んで過去最高益の勢いです。三菱商事や三井物産は資源分野で利益を伸ばしていますが、伊藤忠商事は資源分野だけでなく非資源分野でも利益を伸ばしています。
その筆頭は、情報・金融部門です。ファミリーマートは別カンパニーですが、今後は、さらなる飛躍のためにファミリーマートが日々蓄積している様々なデータをどのように活用していくか、色々と考えているんでしょう。

ファミリーマート自体は、デジタルサイネージ導入によるコンビニのメディア化や無人決済店などのデジタル化を積極的に導入し、郵便局内での出店を進めたり、将来的にはホテルやマンションへの出店も視野にいれているようです。

デジタルサイネージで広告を流す=メディア化というのは、いささか安直な気もしますが、顧客とのタッチポイントを少しでも増やすことで、まだ見えない何かが始まるかもしれません。

病院に出店したり、駅の売店がコンビニに変わっている流れを見ると、無人決済店の導入でホテルやマンションへ出店にとどまらず、給食や企業弁当などは十分ありえそうですね。

アパレルも服を売るという機能以外に、何か、それはアクセサリーとか隣のものではなく、空間や時間を販売するようなことが起きれば未来が見えてくるのかもしれません。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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