Z世代は~~

Z世代は~~

いつの時代にもジェネレーションギャップは存在しています。
10歳上のバブル世代の価値観は、私には分かるような分からにような。
10歳下のミレニアム世代とゆとり世代の区別もつかない自分がいます。

ただ、間違いなく言えることは、次世代の価値観を理解することは大切、ということです。

今、世界的に注目すべき世代は、10代後半から20代前半の、いわゆるZ世代と言われている若者世代です。

彼らは、消費に意味を見出し、無駄なことはしない、その一方で、突っ込むところではしっかり消費する、メリハリが効いた世代のようです。

もちろん、それぞれの世代でいろんな価値観の人がいるので、「くくる」行為は危険なのですが、今までにない価値観をもった集団が現れていることは間違いないようです。

アメリカのZ世代に受け入れられているサービスに ”BNPL” があるそうです。
Buy Now, Pay Later
分割後払いサービスのこと。

昔からある分割払い、クレジット払い、と何が違うのか?
それは、手続きが簡単なことのようです。

審査のハードルを下げることで、より若い人の決済金額が増える。
一方、Default率は、それほど高くない。
そしてBNPLサービス会社は、それなりのマージンを取る。
日本でも、ZOZOやメルカリで後払いサービスがありますし、マルイのカードや、TAKA-Qも似たようなビジネスモデルです。

では、なぜ多少のリスクを負ってでも、若者を取り込もうとするのか?

一つ考えられるのは、昨今言われている、LTVがあるのではないでしょうか?
LTV=年平均利用額 X 利用年数
とすると、LTVを高くするためには
・利用額を上げること

・利用年数を長くすること
が必要です。
利用年数を確保するために、若い人が利用しやすいように決済のハードルを下げることは、非常に合理的なので、BNPLが広がっているのでしょう。

Z世代は~~、というのはもしかしたら???かもしれません。

今まで、いつの時代も、様々なサービスは若者に受け入れられることを目指してきたと思うのです。そして、その度に、決済ハードルを下げる手法を取り入れてきました。

世代間での価値観の違いは多少あるものの、サービスを提供する側の狙いは変わっていないですし、若い世代には自由に使えるお金が少ないのも変わっていないように思います。

ところで、Z世代の次は何世代なのでしょうね。

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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