コーチングマインド

コーチングマインド

アパレル業界の仕事とはあまり関係なさそうなことですが、先週、コーチングのオンライン講習を受けました。

ところで、皆さん、コーチングってご存知ですか?

私は10年ぐらい前にコーチングの本を読んだのですが、ほぼ記憶になく、ここ数年でよく聞くコーチングのことを、「うまく話を聞き出して正解に誘導する人」だと思っていました。策士というか他人を操る人というイメージで、どちらかというとネガティブな職業でした。

そんな私がコーチングに興味をもち、講習を受けようと思った理由は、ただ一つ。
人の話をしっかりと聞けるようになるため、です。

最近、大学生に色んなことを教えたり、海外の工場さんに日本のアパレル市場のことを教えたりする時に、どうしても、一方的に私の考えを話してしまう傾向があります。
相手に話してもらうことが大切だとも考えているので話を聞き出すために質問するのですが、あくまでも自分が正しいと思う正解を引き出すための質問になっていて、結果、こっちから答えを教えるか、答えを出し惜しみするような終わり方になってしまっています。

これでは、全然手応えがなくて、本気で変わりたい、と思ったのでした。

今回、オンライン講習を受けて分かったことは、コーチングというのは、正解に誘導することでも、相手を質問攻めにして話を聞き出すことでもない、ということです。

コーチングには4つの必要な要素があります。
①自己基盤
②コーチングマインド
③信頼関係
④テクニック

①自己基盤とは、相手の可能性を信じられる基盤
②コーチングマインドとは、相手に答えがあると信じるマインド
③信頼関係とは、本音で話せる場作りができること
④テクニックとは、①②③を再現性をもって行うための方法

①②は私にとって非常に衝撃的な内容でした。

人は「答えが分からなくて、答えを教えて欲しいから習っている」と思っていたので、「相手に答えがある」わけないじゃないですか。みなさんもそう思いませんか?

実際には、コーチングとは「相手が相手にとっての正解を相手自身が見つけるための手助けをする」ことなのですね。
文字で書いてしまうと薄っぺらいのですが、①②の要素を考えると、色んな情報が溢れかえっている今こそ、必要な職業なのかもしれません。

私は今の仕事に活かしたいだけですが、一緒にコーチングを学びたい人、もしくは、見習いコーチの私の練習台になってくれる人、いらっしゃいましたら、是非、ご連絡ください。40分ほどコーチングさせていただきます。もちろん、無料です。

最後に、コーチングとは何ぞや?ということが分かるyoutubeを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Esh75mbmucY


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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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