https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79469
現代ビジネスのこの記事を要約しますと、
・アメリカのコンサルタントの間では精神安定剤が流行している
・コロナ自粛の続く世の中も精神安定剤を求めている
・日本では、酒とたばこの消費が2割増しで推移している
・つまり、「不安とストレスを緩和してくれる商品・サービスの需要が増える」
・また、コロナで制限されたアイテムの代替品も増える
・具体的には、外食、スポーツ、映画、レジャー、旅行
・ただ、旅行だけは、なかなか埋められていない。
となります。
不安定な時代ですから、当然の分析ですね。
実は、いつの時代も人は将来への不安を抱えているものなので、精神安定のための商品・サービスが増える、というのは真理かもしれません。
商品やサービスの目的は、顧客の課題を解決することです。
精神安定は潜在的な欲求なので、多くの人の課題になります。
では、アパレルでの精神安定とは何になるでしょう?
業界の問題解決は、「買ってもらうまでの不安」を取り除くことに注力していますが、顧客の不安は買ってからだと思います。
買ったあと、家での洗濯はどうしたらいいか?
自分の持っている服や靴とどう合わせたらいいか?
アパレル業界の人は、自分で服を選べたり、服を買える人が多いですが、世の中全体を見ると、自分で服を選べたり服を買える人は少ないわけで、そこへのアプローチは有効だと信じています。
アパレル業界のニュースを7つ選ぶ #7picks は、こちら
その他、毎週月曜日配信のメルマガ「アパレル業界の〇〇な話」もよろしく。バックナンバーはこちら
展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。