環境に左右されないビジネスとは?

環境に左右されないビジネスとは?

先週、冬型の気圧配置が発達して、日本海側を中心に大雪が降りました。
関越道では40時間も立ち往生する事態が発生しました。

一方、去年は雪不足でオープンできなかったスキー場もあったので、今年は一安心だ、と思っていたら、「除雪が間に合わなくて、スキー場のオープンが延期になった」というニュースもありました。

スキー場にとって雪不足は致命的なのですが、多過ぎる雪もマイナスに作用するって、こんなに天候・環境に左右されるビジネスはリスクが高すぎますね。

ちょうどいい感じに雪が降らないとスタートラインにも立てない、なんて厳しすぎます。

農業も同じで、天候不順で不作になると野菜の価格は高騰して消費も落ち込む一方、豊作だと価格が崩壊してしまう、うまい具合に出来ないといけない。
今までの数ヶ月が収穫前の激しい気象で、一発で破壊されてしまいます。

アパレルも半年前から仕込んでいる商品が、暖冬や、土日の悪天候、という外部環境で全く売れない、ということがありえます。

もとから買おうという人は、多少の困難を乗り越えて買うのでしょうが、積極的に買う理由のない人は、なんとなく買ってしまう人は、機会がなくなると買わないですね。

暑くても寒くても、土日の天気が良くても悪くても、消費者が買う価値を提供することは、希少性を全面に出して、消費者を煽ることでしか実現できないのでしょうか??

消費者を煽るビジネスは、「右肩上がり」を感じさせることで成立します。しかし、珍しいことは物事の本質ではないわけです。

天候が悪いなどの外部環境での消費をベースにビジネスを組み立てたほうが、実情にあっていると思います。

ちょっと今日はマヂカルラブリーが優勝してしまい、まとまりきらずすいません。

思いっきり環境に左右されていますね。

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吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。