おはようございます。
京都エモーション 吉川です。
今週は、「読むレジ袋の可能性」です。
コロナ自粛が明けて、京都にも徐々に観光客が戻って来ました。ディズニーも再開されるとのこと、徐々に人の移動が増えています。
一方、学生のクラブ活動は、いまだに停止中のところが多いようです。
最上学年の学生さんにとっては、最後の大会が開かれるのか、仮に開かれたとしても、十分に準備をして迎えることができるのか、気が気でない時間を過ごしています。
私がしてあげられることは、少しでも開催できるような準備をギリギリまでやってあげることしかないのですが、就職やキャリアに結びつくことも多いので、薬やワクチン、治療法の早期確立を願っています。
レジ袋有料化を前に:「読むレジ袋」をナチュラルローソン138店舗で配布、人気作家3人の小説を印字
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2006/22/news087.html
メルカリとローソンが伊坂幸太郎氏、吉本ばなな氏、筒井康隆氏の小説を印字した「読むレジ袋」を、6/24~6/26の3日間、ナチュラルローソンの店舗で無料配布しました。
メルカリの狙いは、「身のまわりのモノにも一つ一つに価値があると気付きを与え、あらためてモノとの向き合い方について考え直すきっかけになる」こと、一方、ナチュラルローソンでは、天然成分を使用した化粧品や、紙製包材を使用した弁当や調理パンを販売するなど、環境対策に取り組んできており、その一環としてこの企画を実施したそうです。
今回の企画が、両者の狙いに合っているのか、消費者にその狙いが伝わるのか疑問ではありますが、レジ袋に新しい役割を付けた、という意味で、非常にいい企画ですね。
①広告媒体になりうること
有料化により、レジ袋自体の存在感が増しました。
環境に優しいレジ袋にはスポンサーが付く可能性があります。
②消費の動機になりうること
そのレジ袋欲しさに、その店で買物をする消費者が出てくる可能性もあります。
マスクが足りなくて儲かりそうだからマスクを作る、とか、エコバッグが必要になって儲かりそうなのでエコバッグを作る、など流行を追うだけで、そこに理念のないものは、早晩淘汰される運命にあるのは歴史を見れば明らかです。
レジ袋がブランドになる日も、そう遠くないかもしれません。
あなたなら、レジ袋に何を求めますか?
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展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。