今年の2月から、大学のクラブ関係の手伝いで、
近畿と北陸の大学のヨット競技連盟の代表理事
というものをやっています。
業務内容は、
・近畿と北陸で行われるヨットの大会の運営
・全日本のヨット連盟との交渉
などです。
やり始めて2ヶ月なのですが、早くもいろんな問題が
起こっています。
個々の問題には1つずつ解決していくしかないのですが、
構造的な問題が見えてきました。
大学の課外活動なので、クラブの幹部は4回生なのですが、
彼らにとっても初めての経験で、かつ、全学年からの十分
な引継ぎもないので、戸惑いながら連盟の運営をしています。
一方、サポートしている大人たちは、20年以上関わっている
人もいて、毎年、どんな問題が起こるかが分かっている、という
状況です。
当然、大人たちは毎年起こる問題に対して、todoリストを作ったり
進め方を決めたり、マニュアルを作ったりしているのですが、
一向に問題は減らないのです。
このような場合、あなたならどうしますか?
「何度も何度もいう」
「もっと分かりやすいマニュアルを作る」
私もそうでした。
「同じ問題が起こる」ということは「伝わっていない」
ということなので、もっとプレッシャーをかけたり、
褒め倒してモチベーションをあげたり。。
しかし、それでは多分解決しないのです。
いちばん大切なことは、
「組織が共有するゴールを明確に決めること」
ということに、ようやく気付きました。
つまり、大学生とフラットに話をして、
・組織としてのゴールを決めること
・組織のゴールに達するための個人のゴールを決めること
が最初にやるべきことなんですね。
中途半端な経験がある大人は、答えを用意して押し付けてしまう
傾向があります。
だから最初のマインドセットが大切なんですね。
アパレル会社の社長さんも、まずは、マインドセットから
始めたほうが良いと思います。
展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。
~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。