課題とは何か?

皆さん、課題はありますか?

仕事でもプライベートでも、いつしか私達は、
課題に囲まれて行きていますね。

言葉の定義は人によって違いますので、ここでの
課題とはどういう意味か?を考えてみます。

まず、現在地があります。
そして到達したいゴールがあります。

現在地とゴールにはギャップがあります。
そのギャップを埋める事象のことを「課題」といいます。

仕事というのは、課題を解決してギャップを埋め、
ゴールに向かう行動のことです。

仕事に追われている人は、課題に追いかけられている人と言えます。

あれもこれもやらないといけない。

実はここで大切なことは、本当に解決すべき課題を見極めることです。

漫然と目の前の課題を解決するのではなく、
多くの事象から課題を3つ以下に絞り、
集中してその課題に解決することで、ゴールに近づく。

仕事の出来る人は、俯瞰で事象の分析をし、
課題が決まったら、その課題解決に集中できる人なのでしょう。

多くの事象のうち3つの課題から漏れたことは、
ゴールへ向かうためには優先順位が低いことですね。
これらは課題ではなく、問題といいます。

時間に追われている人は課題ではなく問題に時間を
費やしている可能性が高いです。

問題に時間を使うと、やってもやってもゴールには
近づかないので、やる気も落ちていきます。

アパレルの仕事は、決定すべき要因が多いので、
課題を3つに絞るのは難しいかもしれません。

小さなゴールをきっちり設定して、その課題解決を
優先していくことで、その先にある大きなゴールに
近づきます。
問題に時間を取られると、会社の競争力も落ちることになります。

ITによって仕事の効率は上がったのに、問題に対応する時間が
どんどん増えているように感じます。

ちゃんと課題を見極める能力が求められていると思います。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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