チューンコアが音楽業界を変える

チューンコアというサービスご存知ですか?
私は恥ずかしながら知りませんでした。

今、チューンコアが音楽業界を変えようとしています。

チューンコアは、1曲年間1551円の利用料を払えば、
「スポティファイ」「アップルミュージック」など55
以上の配信サービスに一括で登録を代行してくれるサー
ビスです。
申込みから最短2日で世界185の国や地域に作品を届
けることが出来ます。
チューンコアは、レコード会社に所属せずに、楽曲制作
もSNSを活用したプロモーションも独力でこなすDIYアー
ティストの受け皿になっています。

今までは、アーティストはまずレコード会社と契約し、
CDを出してデビューするやり方が主流でした。
音楽の聞き方がストリーミングに変わってきたこと、
SNSで知らない音楽を聞く機会が増えたこと、
でDIYアーティストが育つ環境が整って来たと言えます。

また、チューンコアは、配信収益は100%、著作権収
益も85%アーティスト側に還元するなど、アーティス
トにかなり優しい設定をしています。

もはやレコード会社に所属するメリットが見えにくく、
音楽業界の構造が大きく変わるのではないでしょうか?

チューンコアは音楽業界の抱えていた構造上の課題をテ
クノロジーで解決した、というわけではなさそうです。

音楽の消費の仕方が変わってきたから成立している、と
言えます。

アパレル業界に置き換えてみると、いろんあ可能性があ
りそうですね。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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