売りたい人・買いたい人

ものを売りたい人は「どうやって売るか?」ということを考える時、
なぜか、売り方から考えてしまいます。

最近であれば、
インスタライブで売る
とか
インフルエンサーを使って売る
など。

それはリサーチの結果、
「競合商品や似たような商品が、そのやり方で売れている」
という情報を得ているからです。
その情報は間違っていないのでしょう。

しかし、本当にその考え方は正しいのでしょうか?

「どうやって売るか?」という問いかけは、
「どういう方法で売るか?」
ではなく
「だれにどのように届けるか?」
「買いたい人はどこにいるのか?」
という問題です。

「だれ」というゴールがあるから、そこへの「どのように」という
ルートや手段が決まります。

ただすでにある商品を販売する場合、
「分かっているけど、商品は出来上がっているから、多くの人に認知してもらって、買ってくれる人を探すしかない」
と考えてしまいます。

マスの商品であればそれでもよいでしょう。
しかし、マスへの露出には多くのコストがかかります。
「だれ」というゴールを考えることは、露出コストを下げることに繋がります。
また、仮説を立てて実行して結果が得られた場合、再現性も高くなります。
デメリットがあるとすれば、考え続けなければいけないこと、時間がかかること、でしょうか?

何でも同じだと思いますが、ゴールを明確に決めることは大切だと思います。

吉川一平

展示会オンラインの主催者です。アパレルOEMのビジネスをして20数年の、そこそこベテラン。ある工場の社長から付けられた呼び名 「カットソーの貴公子」 は使ったことありません。

~略歴~
京都大学経済学部卒業後、伊藤忠商事株式会社へ入社。 退職するまでの12年間、アパレル部門で製品OEMビジネスに携わる。 2008年独立し、株式会社京都エモーションを設立し、現在に至る。

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