はじめに
「アパレルOEMの営業で海外生産の場合の見積の出し方が分からない」
「計算式通りにやっているが、なぜか利益が残らない」
そのようなお悩みありませんか?
今回のブログの読めば、見積の考え方が分かって、自信を持って見積業務に当たることが出来るようになります。
1.見積とは何か?
あなたのビジネスでの損益を直接決定するものですから、慎重に行うべきことです。
基本的な考え方として、あなたの仕入先・販売先とあなたの利害は一致していません。つまり、あなたは1円でも安く仕入れる必要があり、1円でも高く販売する必要がありますが、仕入先・販売先も同じ立場です。
逆に言うと、あなたが安く販売することが出来て、また、高く仕入れることが出来れば、仕入先・販売先から喜ばれます。
2.利益の考え方
利益とは、あなたの販売価格からコストを引いたものです。
仕入先も販売先も納得している場合、あなたの利益が多すぎる、ということにはなりません。
ビジネスの主な目的は利益を上げることですから、あなたの総コストよりも高い販売価格を設定するようにしましょう。
当たり前、と思われているかもしれませんが、非常に大事なことです。
3.コストの分析
正しい見積をするためには、あなたのコストを把握する必要があります。
コストには、①材料コスト ②組立コスト ③物流コスト ④管理コスト があります。
それぞれについて漏らさずに書き出して、確実にコスト算入するようにしましょう。
①材料コスト
生地や糸だけでなく、付属品が漏れていませんか?
用尺は合っていますか?
ロスは入っていますか?
ロスは適切ですか?
....
②組立コスト
プリント、刺繍などの2次加工の費用は入っていますか?
洗い加工や製品染め加工の費用は入っていますか?
加工ロスは入っていますか?
....
③物流コスト
生地や付属が工場に到着するまでの費用は入っていますか?
工場から出荷されて、港にいくまでの費用は入っていますか?
工場の貿易費用は入っていますか?
日本で発生する貿易費用は入っていますか?
日本の倉庫までの運賃は入っていますか?
プレスなどの費用は入っていますか?
....
④管理コスト
パターンやデータの費用は入っていますか?
サンプル費用は入っていますか?
倉庫の保管料は入っていますか?
入金するまでの金利は入っていますか?
....
まとめ
「アパレルOEMの営業で海外生産の場合の見積の出し方が分からない」
「計算式通りにやっているが、なぜか利益が残らない」
という悩みを抱えている方へ、
アパレルOEMの海外生産で見積について知っておくべき3つの考え方
をお伝えしました。
・見積とは何か?
・利益の考え方
・コストの分析
の3つのポイントを押さえれば、ちゃんとした見積ができると思います。
何か、質問などありましたら、お問合せください。
よろしくお願いします。
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